<関東地区大学野球選手権大会:横浜商大4-1神奈川大>◇準々決勝◇7日◇横浜
ソフトバンクドラフト2位の神奈川大・庄子雄大内野手(4年=横浜)のラストシーズンが終わった。準々決勝で横浜商大に敗れ、神宮大会出場はならなかった。
4打数無安打と快音は響かず。「チームに勢いを与えられなかった、申し訳ないですし、悔しいの一言です」と目に涙をためながら話した。
1回戦の城西国際大戦では、1点を追う9回に右中間への二塁打でつなぎ、最終回に一挙5得点を挙げた劇的サヨナラ勝ちに貢献。この日は1点を追う8回先頭で、一ゴロに倒れ大学野球の最終打席を終えた。「先頭が出れば流れがウチに傾いていたと思う。塁に出られず、力不足です」と悔しさをにじませた。
2カ月後には新人合同自主トレが始まる。大舞台での反省を生かし、「プロに入るまで少し時間があるので、この冬しっかり振り込んで、プロの世界で通用するようなバッターになりたい。全てにおいてレベルアップして挑みたい」と力強く誓った。
バックネット裏ではソフトバンク松本輝担当スカウト(47)が視察。「課題もありますが、やはり守備ではスローイングの強さが彼の良いところ。即戦力として期待しています」と見守っていた。