阪神の高知・安芸キャンプで4日、ランチタイム特打に臨んだ前川右京外野手(21)が衝撃の場外弾をぶっ放した。
高台にある安芸市営球場。左打席から、雄大な太平洋に向かって次々と放物線がかかった。そのうちの1本が、右翼後方の高さ14メートルもある通称「大豊ネット」を越え、観客の通り道となっている坂道まで到達した。周辺にいた人たちは何ごとかと驚いた。
前川は46スイングして場外1本を含む15本の柵越え。バックスクリーンに「ドン!」と3回ぶち当てた。
並んで打っていた野口恭佑外野手(24)も負けじと左翼方向に、次々と放り込んだ。48スイングで10本のオーバーフェンス。
終了時には、観客から2人のスラッガーに大きな拍手が降り注いだ。