パドレスが、年齢を5歳サバ読んでいたアマチュア有望株選手との契約を白紙に戻したと、3日付のベースボール・アメリカ電子版が伝えた。
この有望株はドミニカ共和国の遊撃手でシーザー・アルタグラシアと名乗っており、14歳だとしていた。今夏にはU15のパンアメリカン選手権に同国代表で出場しており、コンタクト能力とパワー、成熟したアプローチに多くのメジャー球団スカウトが感銘を受けていたという。だが最近になって年齢詐称の疑惑が浮上し、MLBが調査を行ったところ実際は19歳だと判明していた。
パドレスはこの選手を契約金300万ドル(約4億5000万円)で獲得することで口約束の合意をしていたが、これを白紙に戻したという。
MLBの国際アマチュアFAルールでは、各球団が契約できるのは16歳以上かその年の9月1日までに16歳になる選手と定められているが、現在は16歳未満で口約束の契約合意をするケースが横行し、13歳以下で契約に合意する場合も多いという。また年齢詐称が発覚した選手は、MLBが契約資格を1年間停止するケースが多いという。