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BCリーグトライアウト 参加者84→27人、巨人ドラ3荒巻悠の中高チームメートも最終選考へ


工学院大学の三池裕翔選手(21歳)がルートインBCリーグのトライアウトに参加し、最終選考に進出しました。トライアウト初日は84人が参加し、そのうちの27人が次のステージへ進みました。三池選手は高校時代、中高のチームメートである荒巻悠選手が先のNPBドラフトで3位指名されたことから、プロとしても成功を志しています。三池は強肩と俊足を武器に、遊撃手や外野手として活躍。4年春にはリーグで最高出塁率と打点王を獲得し、チームの2部リーグ優勝に貢献しました。また、数学が得意で教職免許を取得予定であり、教育実習を通じて教壇に立った経験も持ちます。彼は数学の知識を活用して相手投手のデータ分析を行い、野球の戦略に役立てています。最終的な目標はNPB入りであり、三池はその夢に向かって全力を尽くす決意を示しています。

ルートインBC合同トライアウトに参加した工学院大・三池(撮影・佐瀬百合子)

新東京大学リーグ2部の工学院大・三池裕翔内野手(21)が2日、都内で行われたBCリーグトライアウトを受験し、最終選考に残った。トライアウト初日は84人が参加し、27人が最終選考へ。2日目の審査と合わせ、最終選考に残った選手たちは7日に開催される同リーグのドラフト会議に臨む。

先に夢をかなえた仲間の背中を追いかける。

10月24日に行われたNPBドラフト会議で、中高のチームメートだった上武大・荒巻悠内野手(21)が巨人から3位で指名された。三池は「よく一緒にご飯行ったりしてました。荒巻が指名されてめちゃくちゃうれしかった。でも自分も負けてられない思いもあって、今日このトライアウトを受けました」とハキハキと話した。

トライアウトでは、50メートル走、60メートル投球、守備や打撃、シートノックなどのテストが行われた。

遊撃手が本職の三池は身長163センチながら、遠投110メートルの強肩を生かして堅実な送球を披露。元々肩は強くはなかったというが、50メートル走6秒の俊足を買われて祐誠(福岡)では外野手に挑戦。「遠くに投げようとした高校2年間のおかげで肩が強くなりました」と原点を振り返った。

指定校推薦で入学した工学院大では、4年春に最高出塁率と打点王を獲得。2部のリーグ優勝に貢献した。

勉学では3年時に卒論以外の単位を取り終え、数学の教職免許も取得見込みで文武両道。教育実習では実際に教壇に立って授業を行い「数学では三角関数が得意です」と笑顔を見せる。数学好きを生かし、リーグ戦ではエクセルを使って相手投手の傾向、球種の割合などを記録しているという。

最終的にNPB入りを夢見る21歳は、意を決してトライアウトに挑戦。「独立リーグでご指名をいただけるなら頑張りたいと思っているので、一生懸命がむしゃらに夢をつかめるように頑張りたい」と目を輝かせた。

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