<プレミアリーグ:リバプール2-1ブライトン>◇2日(日本時間3日)◇第10節◇リバプール
リバプールMF遠藤航(31)とブライトンMF三笘薫(27)の日本代表対決は、遠藤に軍配が上がった。
中2日で再び両チームが顔を合わせた。10月30日にリーグカップ4回戦はリバプールがアウェーながら3-2と競り勝った。その時は遠藤が先発出場し、後半19分までプレー。対する三笘はベンチスタートで後半31分からの出場となり、2人がピッチで交錯することはなかった。
リバプールの城、アンフィールドに場所を移しての再戦。この日は両雄が同じピッチに並んだ。三笘は先発出場。対する遠藤はベンチスタートから後半31分に出場し、森保ジャパンをけん引する両雄が顔を合わせた。
この日の試合で、先制点を挙げたのはブライトンだった。三笘を起点とした攻撃で前半14分に先制点を奪った。三笘が左サイドからゴールに向かって仕掛け、相手を自分に中央へ右アウトサイドでパス。FWウェルベックとタイミングがずれたが、かろうじて左足で触れたボールが右サイドへ流れ、MFカディオグルが豪快な右足シュートを放った。ゴール左ポストに当たって決まった。
さらに三笘は前半36分、ウェルベックとのパス交換から左サイドを縦へ抜け出し、絶妙なクロスボールを送る。フリーとなったカディオグルが直接シュートを狙ったが、ゴール枠を外して追加点とはならなかった。
1点を追うリバプールは後半に地力を発揮した。21分にFWルイス・ディアス、MFジョーンズを投入すると攻撃が加速。25分に左サイドのFWガクポからのクロスボールをFWヌニェスが頭で狙ったが、競り合った相手の頭に当たってゴールイン。1-1に追いついた。
そして2分後の後半27分、カウンターからゴールに向かうFWサラーにパスが渡る。鋭いカットインから左足を振り抜き、ゴール左隅へ豪快なゴールが決まった。リバプールが勝ち越した。
1点を守りたいリバプールは遠藤を投入。4-1-4-1のアンカーに入った「3番」は、持ち前のボール奪取でチームに貢献した。一方の三笘は後半42分に途中交代となる中、リバプールが危なげなく1点差を保ち、試合を締めた。
リバプールは10試合を終えて8勝1分け1敗、ブライトンは4勝4分け2敗となった。