starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【清水】練習場豪雨水没のち本拠地調整…30日ホーム岡山戦は連敗ムードが晴れるでしょう


激しい雨が打ちつけるアイスタで調整に励む清水の選手たち

J2清水エスパルスが圧倒的な強さを誇るホームスタジアムで勢いを取り戻す。30日のホーム岡山戦に備え、28日は一部非公開で練習した。線状降水帯による激しい雨の影響で、普段使用している練習場の一部が水没。急きょ、試合会場のアイスタに移動し、紅白戦などを行った。ホームでは今季9戦無敗(8勝1分け)。予期せぬアクシデントでの「本拠地調整」を追い風にして、3試合ぶりの白星をつかみにいく。

◇  ◇  ◇   

清水にとって、本拠地はやはり「パワースポット」だった。静岡市内は線状降水帯が発生した影響で大雨洪水警報が発令された。朝から滝のような雨が降り続け、練習場は水没。調整ができないピンチだった。秋葉忠宏監督(48)は「急きょアイスタを使わせてもらえることになった。普通ではあまりないこと」。約1時間遅れで始まった午前11時にもかかわらず、ナイター照明も点灯。試合2日前に行う紅白戦など、普段と同じ調整ができた。

アイスタはJリーグアウォーズでベストピッチ賞(16年限りで廃止)を最多9度受賞。水はけも良く、常に最高のピッチ状態を保っている。DF高橋祐治(31)は「練習場は船が浮いちゃうんじゃないかぐらいだったのに、アイスタは普通にゲームができた」。ホーム戦は今月8日の藤枝戦以来約3週間ぶりで、指揮官も「スタンドとの距離とか、ピッチからの遠近感も確認できたのは大きい」と感謝しきりだった。

チームは愛媛と秋田のアウェー連戦で今季初の連敗を喫し、首位陥落で3位に後退した。それでも、秋葉監督は「成長するチャンスだと思っている」と悲観していない。受け身に回ることが多かった直近2試合の反省を生かし、次戦は攻守でアグレッシブに戦う構えだ。ミーティングでは7連勝した時の映像を多めに使ったといい「もう1度我々が持っている力を証明する」と語気を強めた。

今季敗れた6試合は全てアウェー戦。だが、ホームでは9戦無敗と圧倒的な強さを誇っている。「勝てば反撃態勢ができる。勝つことで今日の感謝を伝えたい」と指揮官。朝からの豪雨は練習終了と同時に小雨になった。雨降って地固まる-。首位の座を奪い返す戦いは、ホームのアイスタから始まる。【神谷亮磨】

○…DFリーダーの高橋が原点回帰での完封を誓った。愛媛と秋田戦は2試合連続で3失点。「球際で負けたり、セカンドボールの反応が遅れていた」と反省した。相手の4位岡山とは勝ち点6差。昇格を争うライバルを突き放すためにも勝利だけが求められる。守備はハイプレスとライン統率に重きを置いて調整してきた。3試合ぶりの完封を見据え、「いい時の自分たちを出すことが大事。我慢勝負になる」と表情を引き締めた。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.