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【U23日本代表】東京V山田楓喜が心身消耗から復活「クソッという気持ち出た」パリ五輪へ意欲


東京V山田楓喜(2024年5月12日撮影)

完全休養していたパリ五輪男子日本代表候補、東京VのMF山田楓喜(22)が18日、チームの全体練習に完全合流した。U-23アジア杯(4月下旬~5月上旬)優勝に貢献した後、心身の消耗から不調をきたし、5月下旬にチームを離れていた。雨中の練習を終えた後「出ろと言われれ、ばすぐに出られる」と完全復活を宣言。熾烈(しれつ)を極める18人の五輪メンバー入りへ滑り込みを誓った。

   ◇   ◇   ◇

以前と変わらぬ、強気で鳴らす男の姿があった。山田楓はすっきりした表情で「監督が言うことですが、出ろと言われれば、すぐに出られる。気持ち、頭の整理もできた」。サッカーから完全に離れ、休んだことで意欲がみなぎっていた。

U-23アジア杯で大活躍した。決勝のウズベキスタン戦で決勝点を決めるなど大会通算2得点1アシストし、五輪切符獲得に貢献。その代償は大きかった。「ずっと張り詰めた中で頭も休めず、考え事をしていた」。帰国後、緊張の糸が切れた。5月22日のルヴァン杯の広島戦を最後に、練習場からも姿を消していた。

「そういうのは感じないタイプだと思っていた。どこかでそういう疲れはないと感じていた時にグイッと来て対応しきれなかった。オンとオフの切り替えをちゃんとしないといけない」

実家にも戻り、家族と過ごし、友人たちとサウナに行くなどリラックスした。

U-23代表の米国遠征メンバーから漏れた直後、Xのトレンドに自分の名前が挙がっていることを友人から知らされた。「俺、何かやらかしたんかなと思った」。笑い話だが、SNSとも距離を置いていた。城福監督らとも一切連絡を取らず、チームの試合も見なかった。ただ今月2日に札幌に勝ったことを知ると「俺がおらんのに2連勝してるわ、と聞いて。やりたいのとクソッという気持ちが出てきたので、これは順調に戻っているなと思った」。

フィジカルトレーナーとドクターと連絡を取り、1週間ほど前からチームに戻った。この日のゲーム形式のトレーニングでは2列目のシャドーでプレー。サッカーができる喜びを実感した。22日の名古屋戦(味スタ)での起用が濃厚。「今まで以上に自分らしい強気なプレーは見せられる。楽しみにしてくれていると思うので、自分らしく気負い過ぎずにやりたい」。この完全休養はパリ五輪を見据え、心身を再構築する意味合いが強かった。東京Vのみならず、日本中を歓喜させる「悪魔の左足」は、もう大丈夫だ。【佐藤隆志】

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