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まるで「不動の1番」ハッスル大谷翔平3安打1打点1盗塁 球数投げさせ2ストライク後から出塁


ロッキーズ対ドジャース 6回表を終えベンチへ引きあげるドジャース大谷(撮影・横山健太)

<ロッキーズ5-9ドジャース>◇17日(日本時間18日)◇クアーズフィールド

【デンバー(米コロラド州)17日(日本時間18日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が、トップバッターでハッスルした。ロッキーズ戦に「1番DH」で出場し、5打数3安打1打点。左手の骨折で負傷者リスト(IL)入りしたムーキー・ベッツ内野手(31)に代わって1番に抜てきされ、2得点1盗塁、6打席で4度出塁し、打って走って躍動した。直近2日間、投打で故障者が続出する事態となったが、「1番大谷」が流れを作り、2連勝に貢献した。

   ◇   ◇    ◇

まるで不動の1番だったかのように、大谷が縦横無尽に走った。まずは右翼に適時打、その後、センター方向と逆方向に2塁打を放ち、敵地にもかかわらず何度も歓声が上がった。4点差の8回は四球から出塁すると初球に今季16盗塁目となる二盗を決め、メジャー通算102盗塁で日本人歴代2位の松井稼頭央に並んだ。その後はボークで三塁まで進み、ロ軍をかき回した。6打席で4度出塁。ロバーツ監督は「チーム全体的に素晴らしいパフォーマンスだった。ショウヘイもリードオフ(1番)でそつなく仕事をしてくれて、大きかった」と目を細めた。

代役ではなく、むしろ適任と言えるプレーぶりだった。第1打席、第2打席は初球ストライクを見逃し、球数を投げさせた。ボールを見極めて出塁し、長打、打点、盗塁も決め、打線をけん引する1番打者として満点と言っていいパフォーマンス。同監督も「彼はストライクゾーンをしっかり意識していて、今日も久々に左翼へ二塁打を打った。いい兆候だ」と評価した。

チームとしての粘り強さも光った。「2ストライクからよく踏ん張った」(ロバーツ監督)。その打撃をけん引したのも大谷だった。適時打を放った2打席目、長打でチャンスメークした3打席目、四球を選んだ5打席目も2ストライクと追い込まれていた。例年、2ストライク後のカウントは打率1割台だったが、今季は同2割4分に上昇。初球から打つ積極打法に加え、ボール球を見極めながらクオリティーの高い打撃が続いている。

大谷からすれば、トップバッターでも特別変わることはない。1番での出場は日米通算66試合目。過去3年間は投打で同時出場するリアル二刀流の時でも、1番打者として起用された経験がある。どういう形で投手を助け、求められる仕事ができるかは十分、理解している。山本が右肩腱板(けんばん)の損傷で離脱し、攻守の要だったベッツも左手の骨折で長期離脱となる見込み。投打の主力を欠く事態となっても、頼もしい1番打者・大谷が、チームに活気をもたらした。

◆大谷の各年の2ストライクからの打撃成績(24年は17日現在)

18年 1割9分3厘

19年 1割8分4厘

20年 1割6分2厘

21年 1割3分8厘

22年 1割6分2厘

23年 1割8分

24年 2割4分

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