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メジャーで起こった「be tased」事件、試合中乱入した男に警備員が「テーザー銃」発射


「テーザー銃」で撃たれるユニホーム男(USA TODAY)

唐突ですが英語の問題です。「be tased」とは、どういう意味でしょうか? 11日のMLB、レッズ-ガーディアンズ戦(シンシナティ)を報じる米メディアの記事で、さかんに用いられた。正解は「テーザー銃で撃たれる」。私は寡聞にして、50歳を過ぎても「テーザー銃」の存在自体を知りませんでした。まさか、野球の記事に「銃」が出てくるとは、とても面食らいました。

この試合の9回、往年の名捕手ジョニー・ベンチのユニホームを着たレッズのファンが、グラウンドに乱入した。ガーディアンズの外野手に近寄った後、走り出した。捕まえようと警備員が近づくと、バック宙を繰り出した。一瞬、警官がひるむと、ユニホーム男は逃げ出した。走って逃げようと、両者の距離が2メートルほど開いた瞬間、ユニホーム男は前のめりに倒れ込んだ。警官が、テーザー銃を背中に撃ち込んだからだ。男は動けなくなり、身柄を拘束された。

テーザー銃とは、電流を流してショックを与える「スタンガン」の一種だ。一般的なスタンガンは相手に押しつけるものだが、テーザー銃は、その名の通り銃のような形と使用法で、数メートルの距離があっても使える。撃たれると、体がまひして動かなくなるという。

逮捕されたのは、オハイオ大に通う19歳の大学生だった。公務執行妨害と不法侵入の容疑で勾留された。オハイオ州判事の孫である容疑者は、翌日に裁判所にユニホームで出廷し、無罪を主張した。

私は動画とはいえテーザー銃を見たのも初めてで、人が球場内で撃たれたのも初めて見ました。米アクソン社のスタンガン「Taser」が「be tased」として、一般的な受動態の動詞として記事で使われることにも驚きました。日本のプロ野球ではありえないことが、メジャーリーグでは起きています。【斎藤直樹】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「斎藤直樹のメジャーよもやま話」)

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