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昼間は酷暑、夜は過ごしやすく=専門家は選手の熱中症懸念―W杯サッカー


 【ドーハ時事】サッカーのワールドカップ(W杯)開幕を20日に控えたカタールは、中東に位置するため11月といえども日中は気温30度を超える。強い日差しが照り付け、外を歩く時は帽子やサングラスが必需品だ。ただ、日本の夏ほど湿度は高くなく、空気はからっとしている。日陰に入れば体感温度は下がる。  日が暮れた後は30度を切り、風も出て過ごしやすい。街を歩く人の数もぐっと多くなる。地元の人によると、今年は例年に比べて気温の高い日が続いているが、12月が近づくにつれて暑さは和らぐそうだ。雨はめったに降らない。  試合は最も早い時間だと午後1時キックオフ。各スタジアムは冷却装置を完備しており、選手にとって暑さの心配はなさそうだが、ロイター通信は生物学の専門家マイク・ティプトン氏の警告を伝えた。選手が熱中症になるリスクはあるとし、「人は暑いところにいると判断力が落ち、さらに激しく動こうとして問題は深刻になる」。暑さは選手の運動機能だけでなく、精神的な影響も与えると指摘した。  初の中東開催となるW杯では、試合に限らず日々の暑さ対策もカギになりそうだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕強い日差しが照り付けるW杯カタール大会の会場、ハリファ国際競技場=10日、ドーハ 〔写真説明〕日陰の部分を歩く人たち=12日、ドーハ
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