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32歳岸本、第一線で奮闘=大舞台へ、新たな意欲―陸上男子400メートル障害


 陸上男子400メートル障害のベテラン、岸本鷹幸(32)=富士通=が世界の第一線で戦う意欲を新たにしている。今夏の世界選手権(米オレゴン州)で3大会ぶりの代表返り咲き。予選で敗退し2013年大会以来の準決勝進出はならなかったが、「やっぱりあの舞台で戦いたい」と来年の世界選手権、2年後のパリ五輪を視野に入れる。  岸本は11~14年に日本選手権4連覇を遂げ、12年ロンドン五輪に出場。同五輪前に出した48秒41は日本歴代5位として残る。「10年前と言えば、何も考えずに走ってもタイムがついてきた」  年齢と故障を重ねた現在は、当時の半分ほどの練習量しかこなせない。「自分の持ち味だったはずの前半(200メートル)が全く行けない。経験や知識は間違いなくある方なので、うまく生かしていける体づくりをしたい」と打開の道筋を描く。  指導する法大陸上部の苅部俊二監督は、岸本について「体力が低下してくるのは否めない」と指摘しつつも「(400メートル障害は)調整能力や空間認識能力など技術的なものが必要。まだ力はある」。この種目の国内トップ選手だった同監督は現役時代に31歳で競技を退くことを求められ、「もうちょっとやれた」との思いが残る。それだけに、「うまく調整して、できるだけ上を目指させてやりたい」と望む。  気が付けば、周囲は若い選手ばかり。大学の後輩で日本のエース格に成長した黒川和樹(法大)と共にトレーニングを重ね、「あいつのいい練習相手になれればいい、というのもある。来春にベストに近いところまで持っていきたい」。静かに闘志を燃やしている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕陸上の記録会「富士北麓ワールドトライアル2022」の男子400メートル障害で力走する岸本鷹幸(中央)=8月27日、山梨県富士吉田市
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