Ｆ東京の長友、ベテランの力＝大一番前に存在感―Ｊリーグ

　ベテランの経験が生きた。前半３５分すぎ、Ｆ東京の長友は京都のカウンターに対応。自陣で相手のボール保持者を含む３人をカバーする状況だったが、絶妙なポジション取りでラストパスを回収。危険察知の感覚が光った。 　３５歳は右サイドバックで今季初先発。左は小川が不動の地位を築いているため、代表とは逆サイドのポジションをこなしている。この試合までは２度の途中出場のみだったが、３連勝に貢献。「ほっとしている」と笑った。 　２４日にＷ杯アジア最終予選のオーストラリア戦が控える。プレー時間が短いことが懸念材料だが、「不安はない。いろいろな修羅場をくぐっている」。勝てば７大会連続のＷ杯出場が決まる大一番。「厳しくて面白い試合になる」と不敵な笑みを浮かべた。（了）【時事通信社】