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ロシア勢、除外か容認か=判断割れる競技団体


 ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、国際オリンピック委員会(IOC)は各国際競技団体(IF)に対し、ロシアとその同盟国ベラルーシを国際大会に参加させないよう勧告し、両国選手の多くがスポーツのひのき舞台から締め出された。一方で大会参加を容認するIFもあり、判断の難しさが浮き彫りになっている。  国際スケート連盟(ISU)は、両国選手の国際競技会への参加を禁止した。今月下旬にフランスで行われるフィギュアスケートの世界選手権では、北京五輪女子の金メダリスト、シェルバコワをはじめ銀のトルソワや、ワリエワら世界屈指の実力を誇るロシア勢がそろって欠場することになり、大会のレベル低下は否めない。  ロシア・フィギュア連盟はISUの対応を「差別的」などと批判。世界選手権と同じ期間に国内大会を開催し、有力選手の参加を促す見込みだ。  国際テニス連盟(ITF)は、男女のプロ統括団体とともに、国旗を使わないことなどを条件にロシア選手らの個人戦出場を認めている。女子のプロでウクライナ生まれのエファ・リース選手(20)=ドイツ=は、ロシア勢も出場したカザフスタンでの試合に参加。欧州メディアによれば、「ウクライナでの戦争で被害を受けた人たちを、ロシア選手が笑いの種にしていた」と明かした。  それでも、国籍によって選手の排除を求める考えはない。ロシア選手の参加には理解を示し、「テニスのプロ選手は、ナショナルチームのように国を体現したものではない。国旗を取り上げ、プロ個人としてプレーさせるのはいいことだと思う」と話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕北京五輪のフィギュアスケート女子フリーで演技するシェルバコワ=2月17日、北京
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