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SBI証券と楽天証券ではどっちがいい?つみたてNISAやポイントなど11項目から比較


(画像=NET MONEY編集部)

SBI証券楽天証券は、大手ネット証券のなかでも特に人気があります。

SBI証券はグループで1,000万口座、楽天証券は単体で900万口座を突破しており、大手証券会社として有名な野村證券の約535万口座を圧倒しています。

証券口座は2社以上開設しても問題はありませんが、SBI証券と楽天証券のどちらで投資を始めればよいか悩んでいる人も多いはずです。

そこで今回は、SBI証券と楽天証券をさまざまなポイントから比較します。ポイント別にどちらの証券会社がおすすめなのか理由とともに解説しているので、SBI証券と楽天証券のどっちを選べばいいか迷っている人は参考にしましょう。

この記事でわかること
  • SBI証券:NISA口座の開設を考えている人向け
  • 楽天証券:株への投資やポイント投資をしたい人向け
  • SBI証券と楽天証券の使い分け方
編集者のプロフィール
金融ライター きたひろ
詳細はこちら

明治大学法学部卒業後、証券会社に入社し、個人営業に従事。
証券営業の経験をもとに金融系の記事執筆やKindle出版を開始し、現在はフリーライターとして活動中。
日本株、投資信託、暗号資産、不動産を保有する個人投資家でもあり、日本株の投資歴は累計7年以上に及ぶ。 <保有資格>
■保有資格:2級FP技能士・証券外務員一種
Twitter:@kitahiro_writer
note:金融ライター&Kindle 独立への道しるべ
Kindle:きたひろ金融ライター

国内株式手数料の無料化を発表
  • SBI証券
    :2023年9月30日(土)発注分からオンライン取引のみ無料化
  • 楽天証券
    :2023年10月1日(日)発注分から無料化
  1. SBI証券と楽天証券のどっちを選べばいい?
  2. SBI証券と楽天証券を初心者がよく利用する11項目から比較
    1. ①つみたてNISA
    2. ②一般NISA
    3. ③新しいNISA
    4. ④ポイントサービス
    5. ⑤日本株・単元未満株
    6. ⑥米国株
    7. ⑦IPO(新規公開株)
    8. ⑧iDeCo
    9. ⑨アプリの使いやすさ
    10. ⑩グループ銀行との連携のしやすさ
    11. ⑪情報収集のしやすさ
  3. SBI証券と楽天証券の使い分け3パターン
    1. パターン①NISA口座はSBI証券、特定口座は楽天証券
    2. パターン②メインの口座をSBI証券にして楽天証券はポイント投資用に使う
    3. パターン③SBI証券と楽天証券で月5万円ずつクレカ積立をする
  4. どっちか迷った初心者はSBI証券を選ぼう
  5. SBI証券と楽天証券を比べるときによくある質問
    1. 2社以上に口座を開設してもよいのでしょうか?
    2. 口座開設時に手数料はかかりますか?
    3. 少額からでも投資はできるのでしょうか?
  6. SBI証券と楽天証券以外の金融機関にあるつみたてNISA口座を乗り換える方法【3ステップ】
    1. STEP1.つみたてNISA口座のある金融機関へ口座変更を申し込む
    2. STEP2.SBI証券や楽天証券へ申込書類を請求する
    3. STEP3.申込書類や必要書類をそろえて返送する

SBI証券と楽天証券のどっちを選べばいい?

SBI証券と楽天証券のどっちを選べばいいかは、どんな投資から始めたいかによって異なります。

例えば、NISA口座(つみたてNISA・一般NISA)で投資信託やIPO(新規公開株)への投資をしたい人はSBI証券がおすすめです。一方で、日本株や米国株、ポイント投資に興味がある人は、株アプリが使いやすくポイント投資の対象商品が多い楽天証券を選びましょう。

口座開設時の手数料や口座管理料はかからないので、SBI証券と楽天証券の口座を併用し、用途に応じて使い分けるのも一つの手です。

\NISA口座におすすめ/

\日本株や米国株に
おすすめ/

SBI証券と楽天証券を初心者がよく利用する11項目から比較

ここでは、SBI証券と楽天証券を初心者がよく利用する11項目から比較する。

①つみたてNISA

つみたてNISAは、スマホアプリで積立注文ができるSBI証券がおすすめだ。

■つみたてNISAの比較

\おすすめ/
SBI証券

楽天証券
取扱銘柄数205本194本
購入手数料無料無料
積立頻度毎月/毎週/毎日毎月/毎日
最低積立金額100円100円
ポイント投資
スマホアプリ×
参照:SBI証券楽天証券
※SBI証券のつみたてNISAでポイント投資ができるのはTポイント、Pontaポイント
(2023年9月13日現在)

つみたてNISAの対象商品は全部で246本あり、SBI証券のほうが楽天証券より11本多いものの、どちらも十分な銘柄数を取り扱っています。

SBI証券は「かんたん積立アプリ」で投資信託が簡単に積立注文できるだけでなく、投資信託の保有によってポイントが毎月貯まります。詳細は「④-3.投資信託の保有で貯まるポイント」で解説しますが、楽天証券では一定金額の残高保有時に一度しかポイントがもらえないので、投資信託を長期保有するならSBI証券のほうがお得です。

つみたてNISAでお得に積立投資を始めたいなら、SBI証券を選びましょう。

\スマホアプリから積立投資ができる/

SBI証券でつみたてNISAを始めるメリットについて詳しく知りたい人は、以下の記事を確認してください。

②一般NISA

一般NISAは、IPO(新規公開株)に投資できて外国株などの取扱商品が豊富なSBI証券がおすすめです。

■一般NISAの比較

\おすすめ/
SBI証券

楽天証券
日本株
(東証/名証/福証/札証)

(東証/名証)
単元未満株
(100株未満の日本株)
S株
(約3,800銘柄)
かぶミニ
(1,000銘柄)
IPO
(新規公開株)
×
投資信託2,581本2,551本
外国株9カ国6カ国
(2023年6月28日現在)

IPOについては「⑦IPO(新規公開株)」で詳しく解説していますが、楽天証券の一般NISAでは購入できません。ほかの商品についてもSBI証券のほうが取扱商品や取扱銘柄数が豊富なため、一般NISAはSBI証券を選びましょう。

\商品ラインナップが豊富/

なお、一般NISAとつみたてNISAはどちらか1人1口座しか持てません。2023年12月末までの制度で、2024年からは新NISAが始まるためそこまで深く悩む必要はありませんが、つみたてNISAでは投資信託しか買えないので注意しましょう。

一般NISAとつみたてNISA、どちらで投資を始めるか迷っている人は、以下の記事をチェックしてみましょう。

③新しいNISA

2024年1月にはじまる新しいNISAは、SBI証券がおすすめです。

新しいNISAでは、現行のつみたてNISAと一般NISAがそれぞれ「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に生まれ変わり、年間の投資枠が拡充され併用できるようになります。なお、現行のNISA口座を開設しておくと、2024年には自動的に新しいNISAに切り替わるので特別な手続きは不要です。

■新しいNISAの概要

つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠120万円240万円
非課税保有期間無期限無期限
非課税保有
限度額
1,800万円
(成長投資枠1,200万円)
口座開設期間恒久化恒久化
投資対象つみたてNISAと同様一般NISAとほぼ同じ
対象年齢18歳以上18歳以上
※リスクの高い投資信託(レバナスなど)は成長投資枠でも購入不可
出典:金融庁|新しいNISA

現行のつみたてNISAと一般NISAで投資できる商品の大半は、新しいNISAで投資できます。つまり、つみたてNISAや一般NISAで楽天証券と比べておすすめのSBI証券を、新しいNISAでも選ぶべきでしょう。

\来年はじまる新しいNISAでもおすすめ/

④ポイントサービス

ポイントサービスは、ポイント投資が幅広い商品に対応し、年会費永年無料のカードでもクレカ積立でポイントが貯まりやすい楽天証券がおすすめです。

ここでは以下3つのポイントサービスに分けて、SBI証券と楽天証券を比較します。

④-1.ポイント投資

ポイント投資は、対象商品が多い楽天証券がおすすめです。

■ポイント投資の対象商品の比較


SBI証券
\おすすめ/
楽天証券
つみたてNISA
投資信託
日本株×
米国株×
(2023年6月28日現在)

SBI証券のポイント投資の対象商品はつみたてNISAを含む投資信託のみで、対応しているポイントはTポイント、Pontaポイント、Vポイント(つみたてNISA非対応)の3種類です。

一方で、楽天証券は投資信託だけでなく日本株や米国株にも楽天ポイントで投資ができます。楽天ポイントは楽天グループのサービスを利用すると簡単に貯められるので、ポイント投資をしたい人は楽天証券を選びましょう。

\楽天ポイントが投資に使える/

④-2.クレカ積立で貯まるポイント

クレカ積立で貯まるポイントについては、年会費無料のクレジットカードに限れば楽天証券がおすすめです。クレカ積立とは、投資信託をクレジットカード決済で積み立てることを言い、つみたてNISAにも対応しています。

■クレカ積立の比較(年会費永年無料のカード)


SBI証券
\おすすめ/
楽天証券
カード名三井住友カード(NL)楽天カード
毎月の
積立金額
100円~5万円100円~5万円
ポイント
還元率
0.5%0.5%または1.0%
貯まる
ポイント
Vポイント楽天ポイント
※楽天証券のポイント還元率が1.0%になる投資信託は2,630本中1,911本
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

楽天証券は2023年5月積立分までポイント還元率0.2%の銘柄がありましたが、2023年6月積立分より0.5%に引き上げられました。なかにはポイント還元率が1.0%になる銘柄もあるので、年会費永年無料のカードでクレカ積立をするなら楽天証券を選びましょう。

\楽天カードでクレカ積立できる/

一方で、年間100万円以上クレジットカードを利用するなら「三井住友カード ゴールド(NL)」がおすすめです。翌年以降の年会費が無料になり、SBI証券のクレカ積立のポイント還元率は銘柄を問わず1.0%になります。

普段の生活費の決済に使うカードを「三井住友カード ゴールド(NL)」に切り替えれば、ネット通販をよく利用する人であれば年間100万円以上の利用金額は達成できるでしょう。

「三井住友カード ゴールド(NL)」で年会費が無料になる条件を達成できるのであれば、SBI証券でも良いと言えます。

\三井住友カードでクレカ積立できる/

④-3.投資信託の保有で貯まるポイント

投資信託の保有で貯まるポイントについては、SBI証券がおすすめです。投信マイレージとも言い、保有金額に応じて毎月ポイントが貯まります。

■投資信託の保有で貯まるポイントの比較

\おすすめ/
SBI証券

楽天証券
ポイント数415ポイント
(毎年)
190ポイント
(累計)
貯まる
ポイント
5種類から選択楽天ポイント
※eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を100万円保有している場合
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

SBI証券は、貯まるポイントを5種類(Tポイント、Pontaポイント、Vポイント、dポイント、JALのマイル)から選べます。JALのマイルを選ぶともらえるポイントは半分になってしまいますが、それでも楽天証券よりもらえるポイント数は多いです。

楽天証券では2022年3月を最後に投信マイレージが廃止され、残高達成時に1回だけポイントが付与される仕組みに変更されました。投資信託の長期保有を考える人は、毎月ポイントがもらえるSBI証券を選びましょう。

\投信マイレージがお得/

⑤日本株・単元未満株

日本株・単元未満株は、SBI証券と楽天証券ともに売買手数料は無料ですが、売買時にかかるスプレッドがないSBI証券がおすすめです。

■日本株の手数料(1日定額コース)比較

\おすすめ/
SBI証券
楽天証券
約定代金に関わらず0円0円
スプレッド0%0.22%
売買コスト
(5,000円の場合)
0円11円
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)
※SBI証券は以下条件が必須
1,インターネットコース、インターネットコース(プランC)の利用していること
2,電子交付サービス申し込み済でSBIが指定する電子交付設定を行っていること
※楽天証券は以下条件が必須
1,ゼロコースへの申し込みが必要
2,ゼロコースではSOR/Rクロスの利用が必須

少額から投資ができることで人気のある単元未満株の手数料も比較してみましょう。

■単元未満株の手数料比較

\おすすめ/
SBI証券
楽天証券
取扱銘柄数約3,800銘柄1,000銘柄
購入手数料0円0円
売却手数料0円0円
スプレッド0%0.22%
売買コスト
(5,000円の場合)
0円11円
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)
※SBI証券は以下条件が必須
1,インターネットコース、インターネットコース(プランC)の利用していること
2,電子交付サービス申し込み済でSBIが指定する電子交付設定を行っていること
※楽天証券は以下条件が必須
1,ゼロコースへの申し込みが必要
2,ゼロコースではSOR/Rクロスの利用が必須

単元未満株は銘柄数も多く、売買コストも低いSBI証券がおすすめです。ただ、楽天証券も銘柄数は少ないものの、トヨタや任天堂をはじめとした有名企業の株は網羅していますので、他の項目も踏まえて選ぶのがおすすめです。

\日本株におすすめ/

これから日本株の少額投資を始めたい人は、以下の記事も参考にしましょう。

⑥米国株

米国株は、為替手数料が安い楽天証券がおすすめです。

■米国株の比較


SBI証券
\おすすめ/
楽天証券
取扱銘柄数4,814銘柄4,161銘柄
米国ETF361銘柄372銘柄
米国ETF
(購入手数料無料)
10銘柄15銘柄
売買手数料約定代金の0.495%
(上限22ドル)
約定代金の0.495%
(上限22ドル)
為替手数料
(1ドルあたり)
0.25円実質0.03円
(※)
※キャンペーンエントリー時、通常0.25円
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

どちらも売買手数料に違いはありませんが、為替手数料が1ドルあたり実質0.22円の楽天証券のほうが安いです。Apple1株(約2万7,000円)を買う場合、SBI証券では為替手数料が47円かかるのに対し、楽天証券なら実質6円しかかかりません。

米国株で投資を始めたい人は、手数料が安い楽天証券を選びましょう。

\キャンペーンで為替手数料が安い/

これから米国株への投資を始めたい人は、以下の記事もチェックしてみましょう。

⑦IPO(新規公開株)

IPO(新規公開株)は、取扱実績数が業界トップのSBI証券がおすすめです。

■IPOの取扱実績数の比較

\おすすめ/
SBI証券

楽天証券
2021年度117件70件
2022年度92件64件

IPOとは、これまで自由に取引できなかった企業の株が証券取引所で取引可能になる際に、抽選に応募し当選することで、証券取引所での取引前に購入できる株です。

IPOの購入価格は公開価格といい、銘柄によって差はあるものの初値(株式市場で初めて取引が成立した値段)が公開価格を上回る可能性が高く、利益を出しやすいとされています。

最近では、2023年4月に楽天銀行がIPOとして上場した際、公開価格を33%上回る1,856円の初値となりました。

IPOは証券会社によって取扱実績数に差があり、SBI証券が業界トップです。楽天証券の実績数も決して少ないわけではありませんが、SBI証券を上回る証券会社は存在しません(2023年6月28日現在)。

また、IPOでは抽選が実施されますが、抽選方法はSBI証券と楽天証券で異なります。

■SBI証券の抽選方法とIPOチャレンジポイントの仕組み

SBI証券では、IPOの抽選に外れると「IPOチャレンジポイント」を獲得できます。このIPOポイントを貯めて次回以降の抽選に使用すると、当選確率がアップします。

当選するためにはまとまったIPOチャレンジポイントが必要になりますが、楽天証券の平等抽選と比べて人気銘柄のIPOを狙いやすいです。

IPO投資がしたい人は、実績数が業界No.1のSBI証券を選びましょう。

\IPOの実績は業界No.1/

IPOへ投資する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

⑧iDeCo

iDeCoは、取扱銘柄数が多く信託報酬が低い銘柄を扱っているSBI証券がおすすめです。

■iDeCoの比較

\おすすめ/
SBI証券

楽天証券
取扱銘柄数38本32本
最安銘柄の
信託報酬
(年率)
0.09372%0.09889%
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

信託報酬とは投資信託の運用、管理などにかかる費用で直接支払うものではありませんが、運用中は自分の資産から負担しています。同じ運用方針の投資信託であれば、信託報酬が安い銘柄のほうがリターンも高い傾向にあります。

iDeCoから投資を始めたい人は、SBI証券を選びましょう。

\iDeCoの取扱銘柄が豊富/

iDeCoについて詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてください。

⑨アプリの使いやすさ

アプリの使いやすさは、株アプリでは楽天証券、投信アプリではSBI証券がおすすめです。

スマホが爆発的に普及した現在、様々な金融商品の取引がスマホで完結できるようになりました。ただし、その使い勝手は証券会社によって異なります。ここでは、SBI証券と楽天証券が提供する株アプリと投信アプリを比較します。

アプリの使いやすさではどっちがおすすめ?
  1. 株アプリ:楽天証券
  2. 投信アプリ:SBI証券
⑨-1.株アプリ

株アプリは、日本株と米国株が1つのアプリで取引できる楽天証券がおすすめです。

■株アプリの比較


SBI証券
\おすすめ/
楽天証券
アプリ名株アプリiSPEED
取引商品日本株日本株/米国株
評価
(App Store)
2.4/54.5/5
評価
(Google Play)
2.9/54.2/5
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

SBI証券では、日本株と米国株を取引したい人は「株アプリ」と「米国株アプリ」の2つをインストールする必要があり、楽天証券と比べてアプリの操作性は良くありません。アプリストアでの評価にも表れている通りで、楽天証券の「iSPEED」のほうが使いやすいです。

2023年7月には単元未満株サービス「かぶミニ™」の取引にも対応し、利便性がさらに向上しました。スマホで株取引をしたい人は、アプリの操作性が高い楽天証券を選びましょう。

\株アプリが使いやすい/

おすすめの株アプリについて詳しく知りたい人は、以下の記事も確認しましょう。

⑨-2.投信アプリ

投信アプリは、つみたてNISAの注文がアプリで完結するSBI証券がおすすめです。

■投信アプリの比較

\おすすめ/
SBI証券

楽天証券
アプリ名かんたん積立 アプリ
取引商品投資信託の積立
(つみたてNISA対応)
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

SBI証券の「かんたん積立 アプリ」は、保有中の銘柄の損益や残高推移をわかりやすく表示してくれます。つみたてNISAを含む投資信託の積立注文はもちろん、クレジットカードの登録やポイント投資の設定も可能です。

楽天証券は投資信託に対応したアプリを提供していないので、つみたてNISAなどで投信アプリを使いたいならSBI証券を選びましょう。

\アプリで投信積立ができる/

⑩グループ銀行との連携のしやすさ

グループ銀行との連携のしやすさは、楽天銀行の普通預金と連携できる楽天証券がおすすめです。

■銀行との連携のしやすさ比較


SBI証券
\おすすめ/
楽天証券
連携できる
銀行
住信SBIネット銀行楽天銀行
連携
サービス名
預り金自動
スィープサービス
マネーブリッジ
連携できる
預金
SBIハイブリッド預金普通預金
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

どちらもグループ内のネット銀行と連携できますが、SBI証券×住信SBIネット銀行の場合は普通預金とは別の「SBIハイブリッド預金」にお金を入れる必要があります。SBIハイブリッド預金は普通預金から振替をすれば簡単に入金できるものの、普通預金と連携できる楽天証券×楽天銀行と比べるとひと手間かかります。

また、連携することによる預金金利の優遇についても、楽天銀行が0.1%であるのに対して住信ネット銀行は0.01%しかありません。グループ銀行との連携のしやすさを重視する人は、楽天証券を選びましょう。

\楽天銀行との連携がしやすい/

⑪情報収集のしやすさ

情報収集のしやすさは、日経新聞が無料で読める楽天証券がおすすめです。

■情報収集のしやすさ比較


SBI証券
\おすすめ/
楽天証券
日経新聞日経テレコン
(楽天証券版)
会社四季報
バロンズ・ダイジェスト
参照:SBI証券楽天証券
(2023年6月28日現在)

楽天証券の日経テレコンは、直近3日分の日経新聞(朝刊・夕刊)が無料で読めます。日経速報ニュースも見られるので、タイムリーな情報も確認可能です。楽天証券の株アプリ「iSPEED」のメニューから簡単にアクセスでき、スマホからでもチェックが簡単です。

情報収集のしやすさを重視するなら、楽天証券を選びましょう。

\日経新聞が無料で読める/

SBI証券と楽天証券の使い分け3パターン

SBI証券と楽天証券の使い分けは、以下3パターンがあります。NISA口座でなければ複数の証券会社に口座開設できるので、よりお得に投資を始めたいなら両方の口座を活用しましょう。

パターン①NISA口座はSBI証券、特定口座は楽天証券

1つ目のパターンは、NISA口座はSBI証券、特定口座は楽天証券で使い分ける方法です。

①つみたてNISA」や「②一般NISA」は前述の通りSBI証券がおすすめなので、どちらを選ぶとしてもSBI証券でNISA口座を開設したほうがいいでしょう。

一方で、「⑤日本株・単元未満株」や「⑥米国株」は楽天証券のほうがおすすめできます。特定口座は楽天証券にして株式投資用の口座にするとよいでしょう。

\NISA口座におすすめ/

\日本株や米国株に
おすすめ/

パターン②メインの口座をSBI証券にして楽天証券はポイント投資用に使う

2つ目のパターンは、メインの口座をSBI証券にしつつ、楽天証券はポイント投資用に使う方法です。

11項目を比較した結果を総合的に考えるとSBI証券のほうがおすすめであるため、メインの口座はSBI証券で開設しましょう。

また、2024年にスタートする「新しいNISA」では年間投資枠が360万円、非課税保有限度額が1,800万円に拡充されるため、SBI証券のNISA口座で資産のほぼすべてを管理できるでしょう。

楽天証券は楽天ポイントで日本株や米国株に投資できるので、楽天ポイントが貯まっているならポイント投資用として使いましょう。

\NISA口座におすすめ/

\日本株や米国株に
おすすめ/

パターン③SBI証券と楽天証券で月5万円ずつクレカ積立をする

3つ目のパターンは、SBI証券と楽天証券で月5万円ずつクレカ積立をする方法です。

クレカ積立の上限額は月5万円なので、SBI証券で三井住友カードを、楽天証券で楽天カードを月5万円ずつ利用すれば、合計で月10万円分の投資信託を積み立てられます。もう少し余裕がある人は、楽天証券の楽天キャッシュ決済で投資信託を買えば、合計月15万円まで積立投資が可能です。

どれもポイントが貯まるので、現金で積立投資をするよりもお得です。

ただし、NISA口座を開設できるのは1人1口座となるため、どちらかは特定口座(課税口座)で積立投資をすることになる点には注意しましょう。

\NISA口座におすすめ/

\日本株や米国株に
おすすめ/

どっちか迷った初心者はSBI証券を選ぼう

SBI証券と楽天証券、どちらにしようか迷った初心者はSBI証券を選びましょう。2大ネット証券と呼ばれてどちらも魅力がありますが、NISA口座についてはSBI証券のほうが取扱商品や銘柄数が多いです。

また、NISA口座でIPOに投資する場合は、SBI証券なら対応しているものの、楽天証券は非対応です。来年以降にはじまる新しいNISAでも、SBI証券のほうがメリットが大きいでしょう。

なお、新しいNISAについては現行のNISA口座があれば自動的に開設される仕組みのため、2023年中に開設しても二度手間にはなりません。どちらの証券会社にしようか悩んでいる人は、まずはSBI証券で口座を開設しましょう。

\はじめてのNISAにおすすめ/

SBI証券と楽天証券を比べるときによくある質問

SBI証券と楽天証券を比べるときによくある質問をまとめました。口座開設を迷っている人はぜひ参考にしましょう。

2社以上に口座を開設できますか?
NISA口座とiDeCo口座以外はまったく問題ありません。銀行口座と同様に2社以上に口座開設できます。ただし、NISA口座やiDeCo口座は、それぞれ1人につき1口座までと決められている点には注意しましょう。
口座開設時に手数料はかかりますか?
iDeCo口座を除いて、証券口座の開設に手数料は一切かかりません。SBI証券または楽天証券に口座を開設することで、他の証券会社や銀行と比べて株や投資信託を低コストで購入できるでしょう。
少額からでも投資はできますか?
SBI証券や楽天証券なら、最低100円から投資できます。Tポイント、Pontaポイント、Vポイント、楽天ポイントのいずれかを持っていれば、SBI証券(Tポイント、Pontaポイント、Vポイント)や楽天証券(楽天ポイント)でポイント投資を利用し、実質0円で投資を始めることも可能です。

\NISA口座におすすめ/

\日本株や米国株に
おすすめ/

SBI証券と楽天証券以外の金融機関にあるつみたてNISA口座を乗り換える方法【3ステップ】

SBI証券と楽天証券以外の金融機関にあるつみたてNISA口座を乗り換える方法について、3ステップで紹介します。NISA口座(つみたてNISA・一般NISA)は1人1口座しか保有できないため、ほかの証券会社や銀行で開設済みの場合は、金融機関の変更手続きが必要です。

なお、2023年中に1回以上つみたてNISAや一般NISAで投資をしている場合、2023年10月1日以降に金融機関の変更手続きをすれば、SBI証券または楽天証券で2024年の「新NISA口座」が開設されます。

STEP1.つみたてNISA口座のある金融機関へ口座変更を申し込む

まずは、現在つみたてNISA口座(または一般NISA口座)のある金融機関へ口座変更を申し込みましょう。申し込み手続きを行うと、NISA口座(つみたてNISA・一般NISA)の変更に必要な書類が発行されます。発行された書類はSTEP3で必要なので、失くさないようにしましょう。

STEP2.SBI証券や楽天証券へ申込書類を請求する

次に、SBI証券や楽天証券へ申込書類の請求をしましょう。既にSBI証券あるいは楽天証券に口座がある場合は、取引サイトへログインしてNISA口座の申込書類を請求します。

証券口座がない場合は、SBI証券または楽天証券で証券口座とNISA口座の同時申し込みを行い、NISA口座について「他社から乗り換える」を選択しましょう。

STEP3.申込書類や必要書類をそろえて返送する

最後に、申込書類や必要書類をそろえてSBI証券や楽天証券へ返送すれば、金融機関の変更手続きは完了です。

申込書類や必要書類

  • NISA口座の申込書
  • STEP1でもらった書類
  • 本人確認書類
  • マイナンバー確認書類

なお、証券口座を開設済みの人はマイナンバー確認書類の提出は原則不要になります。返送した書類が証券会社へ到着すると、証券会社と税務署で審査が行われ、問題なければSBI証券や楽天証券のNISA口座で取引ができます。

審査には2週間程度かかり、今年中のNISA口座の金融機関を変更する期限は9月末までになるため、余裕をもって手続きを進めておくとよいでしょう。

\NISA口座におすすめ/

\日本株や米国株に
おすすめ/

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