はじめに
早いもので2016年も残りわずか。皆さん師走でお忙しい時期かと思います。
クリスマスや忘年会など楽しいイベントも多いのですがその分、出費も多いはず!
さて、皆さん
意識をして貯金をしている方は「今年は50万円貯金しました!」と答えられますが…
何となく、毎月残った金額を口座に入れている方はいくら貯金したか、よく分からないはず…
来年は酉(トリ)年の2017年! 来年こそ、「先ドリ貯金」を初めてみませんか?
先ドリ貯金とは
先ドリ貯金とは、収入から先に一定額を引き、貯金することを意味しています。一度、手元にお金が入ってしまうと、ついつい使ってしまうもの。
そこで、手元に入る前に貯金口座へお金を移してしまうのです!(天引き貯金、強制貯金とも言います)
先ドリ貯金の方法はいくつかあります
先ドリ貯金ができると
今年、私自身は自動積立定期で毎月1万円、貯蓄型保険(ドル建て)で毎月2万円、計3万円を先ドリ貯金してきました。
1年間で36万円の貯金です。
65歳時には900万円以上が貯金できることになります!
先ドリ貯金のメリット
・ 先に貯金をしているので、毎月の支出を気にしないで良い
・ 自動振替でお金が貯金されるので、手間がはぶける
FPとして貯金アドバイスをする際も、この先ドリ貯金をお勧めしております。
事例紹介
女性32歳(会社員)
家計の見直し相談へ来られた32歳会社員の女性は貯金が苦手と仰っていました。
これまでは、毎月の支出を先に行い、月末に残ったお金を貯金口座へ入れていたそうです。
家計の見直しにより、これまで平均1万5,000円は毎月貯金していたことが判明。
通っていないスポーツジム(1万5,000円/月)を解約、週2日はランチを手作りお弁当にすることで1万円を節約し、合計4万円は無理なく貯金できそう!
財形貯蓄と、年金保険を組み合わせて月4万円の先ドリ貯金を行ったところ…
ご本人の感想
最初は毎月4万円も貯金できるか不安でしたが、お給料が入ったと同時に引かれてしまうので、口座に入ったお金で生活をするだけでした。
貯金をしている意識がないまま1年が経過。
年末のお給料明細で財形貯蓄が24万円、保険料控除のお知らせで年金保険も24万円が貯まっていて驚きました!
おわりに
今年も多くの方が、先ドリ貯金にチャレンジをし「1年間でこれだけ貯金ができた!」と嬉しいお言葉もたくさん頂きました。
無理なく、楽しく貯金できることが先ドリ貯金の良いところです!
1年のはじまりに「今年こそ!」と1年の抱負を語る方も多いのではないでしょうか。
健康な1年にしよう!
お友達や家族と旅行へ行こう!
色々な抱負の1つに「先ドリ貯金」を入れてみませんか?
今年こそ、貯金できる人になる!と決めてしまえば、あとは先ドリ貯金の方法を選ぶだけ。
2017年12月、口座に貯まっている貯金を見て「今年1年、こんなに貯金ができた!!」と喜べる1年になれば幸いです。(執筆者:藤井 亜也)