西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)と株式会社JR西日本テクシアは、新たなICOCAシステム「iCONPASS」を発表しました。このサービスは、バスや地域鉄道向けにICOCAを利用した定期券購入を可能にするもので、利用者の利便性を大幅に向上させることを目的としています。
「iCONPASS」とは?
「iCONPASS」は、Webサイト上でICOCAのID情報を登録することで、バスや地域鉄道の定期券を購入できるサービスです。
これにより、利用者は窓口に行くことなく、自宅などから定期券を購入し、そのままバスや地域鉄道に乗車することが可能になります。また、JR西日本などの鉄道の定期券とバス・地域鉄道の定期券を1枚のICOCAやモバイルICOCAで利用することができます。
ただし、JR西日本の鉄道の定期券は「iCONPASS」では購入できません。
サービス開始時期と今後の展開
「iCONPASS」は2025年1月15日から三岐鉄道株式会社(三重県)で定期券の発売を開始します。バスや地域鉄道のIC機器での利用は同年3月以降に開始される予定です。さらに、今後は高齢者割引の乗車証などの購入時にマイナンバーカードを活用した本人確認を可能にする予定で、これにより窓口に行かずに購入が可能となります。
2021年春から展開を開始したバス・地域鉄道向けICOCAシステムは、今年度末には50社局を超えるバスおよび鉄道事業者に展開予定です。「iCONPASS」の導入事業者も順次拡大予定で、伊予鉄道株式会社、伊予鉄バス株式会社、広島バス株式会社、広島交通株式会社、JRバス中国株式会社(広島地区)などで導入準備が進められています。
この新しいサービスにより、ICOCAの利用範囲がさらに広がり、利用者の利便性が向上することが期待されます。
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