ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は、2024年8月5日の株価急落時における利用者の行動データを分析しました。
その結果、99%以上の利用者が資産運用を継続していたことが明らかになりました。
8月5日、日経平均株価が歴史的な急落を記録し、金融市場が混乱する中、ウェルスナビの利用者の大半が冷静な対応を見せました。同日に1円以上の出金(資産売却)を行った利用者は全体の1%未満にとどまり、多くの利用者が長期的な視点で資産運用を継続する姿勢を示しました。
この結果は、「長期・積立・分散」の投資戦略の重要性を改めて浮き彫りにしています。ウェルスナビのサービスは、世界の富裕層や機関投資家が実践するこの投資手法を、テクノロジーの力で自動化しています。
世界約50カ国1万2,000銘柄に分散投資を行い、資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化までをすべて自動で行うことで、利用者の長期的な資産形成をサポートしています。
興味深いのは、新NISAの開始を機に投資を始めた新規利用者の動向です。ウェルスナビによると、新NISA開始後の新規利用者のうち、投資経験のない人が約半数を占めているとのことです。これは、NISAを通じて多くの人々が資産運用に関心を持ち始めていることを示しています。
一方で、今回の株価急落は、特に投資初心者にとって初めての大きな下落を経験する機会となりました。
「どこまで資産が減るのか不安」「やはり投資を始めなければよかった」と感じた人もいるかもしれません。しかし、ウェルスナビの利用者データは、多くの投資家が長期的な視点を持ち、一時的な市場の変動に惑わされずに投資を継続していることを示しています。
ウェルスナビCEOの柴山和久氏は、「短期的には資産は増えたり減ったりを繰り返すことが多いものです。しかし、『長期・積立・分散』の資産運用のリターンの源泉は、世界経済の中長期的な成長です。長期の資産運用では、相場の下落を何度も乗り越えることで、長い目で資産の成長が目指せます」とコメントしています。
ウェルスナビのサービスは、20代~50代の働く世代を中心に、40万人を超える利用者を抱えています。手数料は預かり資産の年率最大1%(税込1.1%)で、NISA口座を利用すると更に低くなる可能性があります。
今回の分析結果は、長期投資の重要性と、テクノロジーを活用した資産運用サービスの有効性を示すものと言えるでしょう。市場の短期的な変動に左右されず、長期的な視点で資産形成に取り組む投資家が増えていることは、日本の資産運用文化の成熟を示す一つの指標となるかもしれません。
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