岐阜県高山市高根町にて、令和6年10月26日(土)に「火畑そば収穫祭」が開催されます。会場は道の駅飛騨たかね工房で、時間は10時から15時までとなっています。雨天でも決行されるこのイベントは、地元の特産品である「火畑そば」を中心に、地域の味覚を楽しむことができる催しです。
「火畑そば」は、高山市高根町の標高1,200~1,300メートルの高地で栽培される在来種の小そばです。寒暖差のある気候が甘味のある蕎麦の実を育て、ルチンを多く含むため、風味と香りが豊かで、蕎麦通にも高く評価されています。このそばは、かつて高根町日和田地区で行われていた焼き畑農業に由来しています。焼き畑農業は、農地を焼き払うことで地力を回復させる循環的な農法で、日本の山間部で古くから行われてきました。
収穫祭では、挽きたての新蕎麦を「かけ蕎麦」として800円で提供します。また、「タカネコーンのピザ」や「まつたけご飯」、「アマゴの唐揚げ」などの地元の特産品を使った料理も販売されます。
特に注目されるのは、高根町の伝統発酵食品「すな」を使った「すなのおやき」です。これらの料理を通じて、高根町の豊かな食文化を堪能することができます。
高根町は、北に乗鞍岳、南に御嶽山という二つの3,000メートル級の山に囲まれた美しい山岳景観を誇ります。また、飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアは、世界トップクラスのアスリートが利用する施設として知られています。地域には、野麦峠や石仏、旧街道などの歴史遺産も多く残されており、観光地としても魅力的です。
この機会に、岐阜県高山市高根町を訪れ、豊かな自然と伝統的な食文化を楽しんでみてはいかがでしょうか。興味のある方は、ぜひ「火畑そば収穫祭」に足を運んでみてください。お問い合わせは、飛騨高根観光協会までどうぞ。