食欲が倍増する秋、悲しいことに食料品の値上げも加速しています。
スーパーへ行き、売り場を見て「高くなったな…」とため息が出るのは、筆者だけではないはず。
そこで今回は、秋を楽しみながらも食費を抑える、節約主婦ライターの筆者が実践する「10の食費節約術」を紹介します。
【節約 1】野菜は冷凍品をフル活用
≪執筆者撮影≫
このところ、あれもこれも野菜が高い!
旬の野菜は安いはずなのに、特売でも「それほど安くない」と感じることが多いです。
そこで筆者は、高い野菜は無理に買わず、冷凍野菜で代用しています。冷凍品は価格も安定していますし、必要な分だけ少しずつ使えるのでムダに消費しません。
下茹での手間がなく生ごみも省けるので、家事ラク&食費節約につながります。
【節約 2】お手頃な野菜を積極的に使う
物価高が続いても、変わらずに価格がお手頃な野菜もたくさんあります。
もやしやきのこ、豆苗などは比較的安価で、買いやすい値段です。一時は価格が高騰したたまごも、このところは1パック200円以下で手に入ります。
こういったリーズナブルな食材を、“使いすぎにならない程度”に活用すると、食費増は防げるはずです。
【節約 3】カット野菜でまかなう
≪執筆者撮影≫
キャベツが1玉300円に、にんじん1本100円…。
これでは、必要な材料をすべて揃えると、予算はあっという間にオーバーしてしまいます。
そのため、炒めものやサラダを作る時は“あえて”カット野菜を購入。1袋100円ちょっとで手に入るのなら、野菜をあれこれ買うよりも安上がりです。
冷凍野菜と同じくカット野菜も1年中価格が安定しているので、野菜が高騰している時期はとくに役立ちます。
【節約 4】温かい汁物でボリュームを出す
≪執筆者撮影≫
朝晩は涼しくなり、温かい汁物でほっこりできる日が増えました。
汁物は、秋冬の食費節約にうってつけのメニュー。温まりながらもお腹が満たせるので、汁物にボリュームを出すのもひとつです。
【節約 5】麺メニューも取り入れる
≪執筆者撮影≫
食料品の値上げが続いても、3食入りの焼きそばはずっとリーズナブル。スーパーやドラッグストアのPB商品なら、1袋100円ほどです。
作るのも簡単なので、家族に了承をとった上で「週に1回程度なら、夕食は麺でもいい」と割り切っています。
【節約 6】炊き込みごはんをメインにする
ごはんと具を一緒に炊き込んで、メインをごちそうにするのもおすすめです。
お手頃なきのこやツナ缶と炊き込むだけだけなら簡単ですし、ボリュームも出ます。
わが家は炊き込みの日は、汁物と簡単な副菜だけで十分。炊き込みにお肉や野菜をたっぷりと入れるので、栄養も満点です。
【節約 7】週に1度「手抜きの日」を作る
毎日手作りの食事を用意するのは、かなり負担が大きいもの。家事や子育てに仕事と両立するには、こまめな“息抜き”が必要です。
そこで、わが家は週に1回「冷凍惣菜の日」を設けています。
冷凍のコロッケや魚フライなど、“揚げるだけ”でいいおかずがメイン。副菜は豆腐や納豆などを用意して、とことん手を抜きます。
無理せず手抜きをすることで、息切れするのを防止できるんです。無理がたたって惣菜や外食に走るよりは、しっかりと休憩をとりながら細く長く自炊を続けられた方が節約になります。
【節約 8】ふるさと納税の「訳あり返礼品」を狙う
≪画像元:ふるさとチョイス≫
家計を支えてくれる、ふるさと納税の返礼品。中でも“訳あり”の品は、低額寄付で量が多いので狙い目です。
筆者のおすすめは、宮城県塩釜市の「アトランティックサーモン切り落し」。規格外・サイズ不揃い・簡易包装ではあるものの、骨がなくふっくら肉厚で子どもにも安心して食べさせられます。
内容量と寄付金額は、1kg 6,000円、2,1kg 1万円、3kg 1万5,000円とコスパも最強。
申し込みから1週間程度のスピード配送なので、食費予算が底をつきそうな時にもおすすめです。
【節約 9】〇〇の素を活用する
食費節約と食品ロスを防ぐため、わが家には最低限の調味料しかありません。
ちょっと珍しい香辛料や海外の調味料は、気になっても買わない一択。あれこれスパイスを揃えても、結局は期限内に使い切れず処分することが多いからです。
手作りすると色々なスパイスが必要な味つけは、迷わず「〇〇の素」を使います。わが家には豆板醤や甜面醤がないので、四川風麻婆豆腐は素を活用する方が安上がりです。
【節約 10】調味料は少しこだわる
≪執筆者撮影≫
節約とは逆行しているかもしれませんが、調味料には少しお金をかけます。
調味料は味付けの基本になる大切なもの。“ちょっといいもの“を選ぶことで、おうちごはんの格が上がり、外食欲がそれほどわいてこなくなります。
煮物のだしはパックを、みりんは本みりんにするなど、自分の中で「お金のかけどき」を決めています。
工夫しだいで家計は守れる
大切なのは、無理せずに自炊を続けること。
体力を使い切って外食に走ってしまえば、たった1回で1週間分の食費を失ってしまいます。
疲れている時は、冷凍食品を使って「中食」で乗り切ったり、簡単な「麺料理」で済ませたり。ふだんから無理しすぎない習慣をつけると、家計はうまく回るはずです。
おうちごはんの幸福度が上がるよう、一部の食材のこだわってみるのもおすすめ。
食欲も物価も上がり続ける秋は、自分に合う節約スタイルで家計を防衛しましょう。
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