2024年の夏休みシーズン、JR西日本エリアの新幹線・特急が乗り放題になる「WESTERポイント全線フリーきっぷ」が発売されます。
2024年オススメ「夏の福袋」10選 今年も夏の福袋が続々登場
近畿・北陸地方から、中国・山陰地方、そして新幹線の小倉駅、博多駅までが対象エリアとなるお得なきっぷです。
この記事では、きっぷの特徴や利用する上での注意点について紹介します。
「WESTERポイント全線フリーきっぷ」とは?
JR西日本全線と、兵庫・岡山・鳥取を結ぶ智頭急行線が乗り放題となるきっぷです。
1名から利用可能で、購入にはJR西日本のポイントサービス「WESTERポイント」が必要です。
JR西日本ネット予約「e5489」のみで販売されます。
駅のみどりの窓口等では購入できないので、注意してください。
「WESTERポイント全線フリーきっぷ」には2種類あり、全額をWESTERポイントで購入する、有効期間3日間の「全ポイント」と、一部のみポイントでの支払いとなる、有効期間1日間の「一部ポイント」があります。
WESTERポイント全線フリーきっぷ(全ポイント)
有効期間 3日間[期間中、指定席・自由席が乗り放題]
価格 おとな 9,000ポイント こども 4,500ポイント ※全額WESTERポイントでの支払が必須
発売期間 2024年7月5日(金)~2024年9月11日(水)※利用開始当日まで発売
利用期間 2024年7月20日(土)~2024年9月13日(金)※9/11利用開始分まで発売
WESTERポイント全線フリーきっぷ(一部ポイント)
有効期間 1日間[期間中、自由席が乗り放題 / 指定席も6回まで利用可能]
価格 おとな 1万4,000円+1,000ポイント こども 7,000円+1,000ポイント ※一部WESTERポイントでの支払が必須
発売期間 2024年7月5日(金)~2024年9月10日(水)※利用開始3日前(9/13利用開始分)まで発売
利用期間 2024年7月20日(土)~2024年9月13日(金)※8/9-18は利用不可
2種類のきっぷは、有効期間や価格、購入に必要なWESTERポイントが異なるほか、「一部ポイント」の方は3日前までの事前購入が必要なこと、お盆期間の8/9-18は利用不可となることに注意しましょう。
元取れの目安は?
通常期の新幹線(自由席)片道運賃は、
・ 新大阪~広島 9,890円
・ 新大阪~小倉 1万3,870円
・ 新大阪~博多 1万4,750円
となっています。
有効期間1日の「一部ポイント」のきっぷでも、目安として大阪~広島間以上の距離を往復すれば、充分元は取れそうです。
また、通常期の新幹線+特急 片道運賃で
・ 大阪~金沢 9,610円
・ 新大阪~米子 1万980円
・ 新大阪~出雲市 1万2,080円
なので、北陸・山陰方面へのお出かけに利用するのもおすすめです。
まだポイントがなくても、購入可能?
東京在住の筆者は、まだWESTERポイントに登録をしていない、JR西日本エリア外の人が購入できるかどうかについて調べてみました。(JR西日本の「J-WESTカード」の入会キャンペーンで貯めるという方法もありますが、クレジットカードを増やさずに達成できる方法を考えてみました。)
「一部ポイント」きっぷ購入のための1,000ポイント獲得作戦
スマートフォンアプリダウンロード+JR西日本のWebサイトで買い物等 で、現地に行かずとも獲得できる可能性があります。
JR西日本では、2024年7月31日までの間「WESTERダウンロードキャンペーン」を実施しています。
1. WESTERアプリの新規ダウンロードから、WESTER IDでログインして500ポイントをプレゼント。
2. 1.のうちWESTERアプリから、JR西日本のインターネット予約サイト「e5489」で新幹線や特急列車等を予約することで200ポイントを追加でプレゼント。
※ポイント付与時期は、8月上旬以降を予定
とのことなので、スマートフォンアプリをダウンロードして、WESTERに新規登録し、アプリにログインして500ポイントを獲得。
残りの500ポイントについては、
・WESTERアプリ経由で「e5489」で新幹線や特急列車等を予約
(西日本エリアに用事があれば、きっぷ購入時のポイントだけでなくキャンペーン特典の200ポイントも付与されるため、こちらが最も効率がよさそうです。北陸新幹線であれば東京発のきっぷも購入でき、SuicaやPASMOなどもIC乗車券として登録可能です)
・ JR西日本が運営する、インターネットショッピングモール「WESTERモール」等での買い物(お中元など)
・ カーシェアの「タイムズポイント」を、WESTERポイントに交換
あたりが、現実的な手段といえそうです。
「全ポイント」きっぷ購入のための9,000ポイント獲得作戦
ICカード「ICOCA」を所持していること(モバイルも可能)、また7月中に西日本エリア内で列車を利用する必要はありますが、今からでも期間内に9,000ポイントを獲得できる方法があります。
現在発売中の、JR西日本のICOCA対応の周遊パス4種類
・ (ICOCAでGO)岡山・倉敷tabiwaぐるりんパス(おとな3,900円・有効期間3日間)
・ (ICOCAでGO)宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス(おとな3,600円・有効期間3日間)
・ (ICOCAでGO)ひょうご夏の体験デジタルパス(おとな5,500円・有効期間3日間)
・ (ICOCAでGO)神戸・姫路 夏の体験デジタルパス(おとな3,300円・有効期間2日間)
参照:JRおでかけネット
こちらを購入すると、対象観光施設や交通機関(JR以外の私鉄、バス、船舶等)が追加料金なしで利用できるほか、有効期間内に周遊パスのJR線自由周遊区間内をICOCAで利用した金額について、利用の翌月末に全額WESTERポイントで返ってきます。
利用例を挙げると、新大阪~播州赤穂間が自由周遊区間としてカバーされている「(ICOCAでGO)神戸・姫路 夏の体験デジタルパス」を購入し、7月中に新快速で新大阪~姫路間(片道1,520円)を、有効期間2日間のうちに3往復すると、9,120円が8月末にWESTERポイントとして還元される計算となり、9月上旬の利用期間に間に合います。
ただ阪神エリアを行き来するだけではいわゆる「ポイント修行」になってしまいますが、こちらのデジタルパスでは世界遺産の「姫路城」や、「神戸ポートタワー」といった観光施設に追加料金なしで入場することもできるので、観光を楽しみながらWESTERポイントを獲得できます。
≪画像元:tabiwa≫
設定には少し手間がかかりますが、ICOCAとSuicaなどの別の交通系ICカードを、同じモバイル端末に登録し、使い分けることは可能です。
日頃はJR東日本エリアでSuicaユーザーの筆者も、これを機にモバイルICOCAを作成しました。
「全ポイント」きっぷ入手を目指して、7月中に関西に修行の旅に出てこようと思います。
新幹線に乗り放題できる、魔法のようなきっぷを入手できる絶好のチャンス。
WESTERポイントをお持ちの方は、この機会にお得な旅を楽しんでください。
松弁ネット・松屋モバイルオーダー・松弁デリバリー×楽天ペイで20%還元 アレがないって本当ですか?
2024夏「JRE POINT」のキャンペーンまとめ お得な交換率やポイント10倍など参加しやすいキャンペーンがいっぱい