オリックス銀行が、定期預金の金利を見直しました。
特筆すべきは預け入れ期間7年もの、年利0.45%になるという高金利です。
中途解約しないように計画すればかなりお得、原資が100万円でも利息は3万円以上、税抜き後でも2万5,000円以上にもなります。
オリックス銀行の理解しておきたい特徴とともに、気になる入金方法や解約方法など、使い方にもフォーカスしてご紹介します。
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0.45%の定期預金「eダイレクト定期預金」とは
オリックス銀行には、インターネット取引専用預金の「eダイレクト定期預金」があります。
金利は、次の通りです。
預入期間7年に注目してください。
≪画像元:オリックス銀行≫
なお、オリックス銀行の取り扱い商品にはよく似た名称の「ダイレクト預金」がありますが、金利が異なりますので気を付けてください。
年利0.45%で7年預けると利息は?
オリックス銀行の利息シミュレーションを使って、計算してみました。
参照:オリックス銀行
預け入れ金額 | 利息 | 税引き後受取利息 |
---|---|---|
100万円 | 31,964 円 | 25,471 円 |
200万円 | 63,929 円 | 50,943 円 |
300万円 | 95,894 円 | 76,414 円 |
400万円 | 127,859 円 | 101,886円 |
500万円 | 159,824 円 | 127,356 円 |
1,000万円 | 319,648 円 | 254,712 円 |
0.45%の金利、7年という時間のメリットはこんなにもあるのかと驚きです。
預入は100万円以上1円単位ですから、最低額の100万円でも7年後には2万5,000円以上、400万円以上預けられれば10万円を超える金額を受け取ることができます。
※計算値は概算です。あくまでも目安としてご利用ください。
知っておきたい特徴1:窓口、キャッシュカードなし
eダイレクト預金口座は、金利で還元するためコストを徹底的に抑えています。
そのため、銀行窓口やATMはなく、キャッシュカードや通帳もありません。
残高照会や取引履歴照会は、インターネットで確認することになります。
知っておきたい特徴2:普通預金口座は必須
現金を直接、eダイレクト預金に入金することはできずません。
eダイレクト普通預金を使用して行うため、普通預金の作成は必須です。
知っておきたい特徴3:入金方法
他金融機関からの振り込みもしくは、他の預金口座からの振り替えの2択です。
他行からの振込手数料はご自身の負担となりますので、手数料の負担がない方法を模索しておきましょう。
知っておきたい特徴4:定期預金の満期時の取り扱い
次の3つの方法から、預入時に選びます。
選択後も、お客さま専用ページから変更できます。
(1) 元利自動継続 元本に利息を加え、前回と同一の預入期間で自動継続
(2) 元金自動継続 元本は、前回と同一の預入期間、預入金額で自動継続、利息のみeダイレクト普通預金口座に入金される
(3) 自動解約 定期預金は自動解約され、元本と利息はeダイレクト普通預金口座に入金される。
知っておきたい特徴5:eダイレクト普通預金の出金方法
お客さま専用ページのメニュー「振り込み手続き」から、振り込みをすることで出金します。
出金時の送金(振込)手数料は、月2回まで費用はかかりません。(3回目からは税込1回220円)
知っておきたい口座開設キャンペーン
≪画像元:オリックス銀行≫
オリックス銀行は30周年を記念して、新規のeダイレクト預金者に向けてキャンペーンを開催しています。
預け入れ期間は6か月と1年の2パターンですが、6か月ものは定期預金を上回る年利0.5%、1年ものは0.35%です。
入金の上限は300万円まで、10月30日までに口座開設を行い、2023年11月30日までに定期預金の申し込みをおこなってください。
エントリーは不要ですが、必ず「優遇金利定期預金のキャンペーンはこちら」というボタンからお申し込みください。
それ以外からの申し込みには優遇金利を適用されませんので、ご注意ください。
また、口座開設申し込みから完了までには、最長10営業日かかります。
書類に不備があるとさらに日数がかかる場合もありますので、早めに手続きをしてください。
計画的な預金が着実な成果につながる
オリックス銀行はこれまでの銀行とは、利用方法が異なります。
ですが、普通預金も定期預金も預金保険制度の対象商品となっています。
定期預金の7年ものとなると、教育資金やマイホーム用に、老後資金にと長期間を見据えた貯金に向いています。
頻繁に口座を移す手間がありませんので、着実に貯められます。
目的を明確にし、金利のメリットを最大限に享受してください。(執筆者:FP2級 吉田 りょう)
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