
<日本生命セ・パ交流戦:巨人0-2楽天>◇6日◇東京ドーム
長嶋茂雄終身名誉監督(享年89)が逝去後初の白星にかける巨人だったが、初顔合わせの楽天先発ハワードの前に沈黙し、今季ワーストの5連敗となった。
初回に3番泉口友汰内野手(26)が左中間を破る二塁打で好機をつくったが、続く4番キャベッジ外野手(28)が三振に倒れた。以降は二塁も踏めない展開が続き、継投策に屈した。
先発赤星優志投手(25)は6回に浅村に先制ソロ本塁打は許したが、7回途中まで89球を投げて1失点。ゲームは作ったが、交流戦初白星につなげることはできなかった。
試合前には長嶋氏の追悼セレモニーも行われた。選手、監督、スタッフは皆が左胸に「3」の喪章を着けて臨んだ試合だった。天国のミスターにささげる勝利は持ち越しとなった。