政府の物価高対策として、住民税非課税世帯に、一律3万円の給付が計画されています。
年金で生活されている高齢者の方は、給付対象になる方が多いのではないでしょうか。
物価高で生活が楽ではないと感じることが多い現在、高齢者の方が利用できる補助金や助成券制度などを利用すると、生活費にゆとりを持たせることができます。
今回は、高齢者の方にぜひ利用して頂きたい補助金や助成金制度をご紹介していきます。
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初めてのスマートフォン購入で利用できる補助金
高齢者の方がスマートフォンを初めて購入する際に、利用できる市区町村の補助金があります。
今回は文京区の場合をご紹介します。
- 名称:文京区シニア世代スマホデビュー応援補助金
- 補助対象者:住所が文京区の令和5年度中に65歳以上になる方/スマートフォンを初めて購入して、持っている方
- 補助額:補助対象経費から1から4までの総額に対し、上限2万円
- 補助要件:スマートフォンを新たに購入した方/指定協力店舗で購入された方/購入の際に、年間費用や詐欺防止対策の説明、初期設定に関するアドバイスを受けた方/区の、公式LINEアカウントと防災アプリを登録した方
補助対象になる経費
(1) スマートフォン本体購入費(NFC認証機能搭載機種)
NFC認証機能とは、スマートフォンを近づけて、周辺機器と通信する機能で、主に買い物時の決済サービスに利用されています。
(2) 充電器購入費雄
(3) 契約事務手数料
(4) データ移行手数料+アカウント設定料
特殊詐欺の電話などは固定電話にかかってくることが多いです。
特殊詐欺対策として、スマートフォンを使うのも1つの手です。
また画面が大きく指で操作できるため、慣れるとボタンで操作するガラケーよりも簡単に操作できます。
支払額をすべてカバーできる金額ではありませんが、補助金の予算には上限があり、予算上限に達し次第終了するため、スマートフォンの購入を検討されている方は早めの利用をおすすめします。
生活の足として欠かせないタクシー助成券
市区町村によっては、高齢者の方にタクシー料金の一部を助成する助成券を交付しています。
今回は、高松市の場合を見ていきます。
対象者
- 高松市に住所があり、65歳以上の方
- 高齢者だけの世帯や1人暮らし
- 入院や特養、老健に入っていない
- 要介護1~5の認定を受けている
- 本人と配偶者が、市民税非課税
助成内容
- 申請年度のみ利用できる、助成券を15枚支給
- 1枚あたり750円の助成
- 身体障碍者手帳などの手帳類をお持ちの方は、1枚あたり670円の助成
注意点としては、1回の乗車につき1枚のみの利用となることや年度ごとに申請が必要になる点です。
移動手段がなくタクシーを利用する方への助成券ですので、申請の担当窓口への行くことが難しい場合を考慮し、本人だけでなく民生委員やケアマネージャーなどでも申請できます。
担当窓口への申請に行くことが難しい方や書類の書き方がよく分からない方などは、ケアマネージャーや民生委員などに相談してみてください。
病院受診や買い物などタクシーをよく利用する方は、生活費の中で移動費が大きな割合を占める場合もあります。
お住まいの地域にタクシー助成券制度があり、助成対象に当てはまる方はぜひとも申請してください。
知ってる?はり・きゅう・あん摩・マッサージなどの施術料の助成
高齢者の中には病院だけでなく、はり・きゅう・あん摩などに通われている方もいます。
市区町村によっては、その施術料を一部助成する制度もあります。
例として松戸市の場合をご紹介します。
- 高齢者の場合の交付対象者:市内に居住し、住民登録をしている65歳以上の方
- 助成の目的:はり・きゅう・あん摩・マッサージなどの施術を受け、施術料の一部を助成し、健康の保持増進に役立てる
助成券の交付枚数と利用
例:4月中に申請の場合、24枚交付
注意点は、保険診療による治療の場合には、助成券は利用できない点と助成券が利用できる施術所が決まっている点です。
対象年齢や補助券の1枚当たりの金額や交付枚数などは、お住まいの市区町村によって異なります。
はり・きゅう・あん摩などに通われいたり、これから通ってみようかと思われる高齢者の方は、申請をおすすめします。
申請できる助成制度がないか調べてみよう
普段、支払っているお金が補助金などで軽減できれば、金銭的負担が減ります。
年金など決まった金額の収入しかない場合、金銭的負担が減ることは、大きな助けとなるのではないでしょうか。
補助金や助成券制度は、市区町村によってさまざまです。
お住まいの市区町村の補助金や助成券制度を調べてみましょう。([authorじょせいせいど
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