久々に活動制限のなかった年末年始、ついつい財布の紐がゆるみ、食べ過ぎてしまったなんていう方も少なくないのではないでしょうか。
さらに年末から続く値上げラッシュで、通常の生活に戻ってもなかなか節約も難しい日々が続いています。
そんな中、ご家庭の救世主となるのが乾物。常温で長く保存できるため、値上げの影響が緩やかで、買い溜めもしやすく、健康面でもうれしい効果が満載です。
そこで今回はほぼ最安値で売られている業スの乾物について、定番とは異なる「じゃない食べ方」を紹介します。
乾物活用の幅が広がれば、家計も健康も大助かりすること間違いなしですのでぜひ読んでください。
※文中の価格はすべて税込です。店舗によって品ぞろえや価格が異なる場合があります。
【業ス】値上げラッシュの2022年を乗り切れた「ベストバイ商品」7つ
天日乾燥千切大根 100g 84円
≪執筆者撮影≫
昨年10月頃から継続している大根の高騰。
1本100円で買えることも珍しくなかった大根がここ最近は198円とほぼ2倍の価格になっています。
そんなときぜひ使いたいのが切り干し大根です。
切り干し大根は通常50g100円前後ですが、業務スーパーは100g84円と圧倒的な安さです。
切り干し大根100gは大きな大根1本分を乾燥させたものにあたるので、素晴らしいコスパと言えます。
切り干し大根には大根の栄養が凝縮されており、食物繊維も豊富なので便秘がちな方には特におすすめです。
切り干し大根は「戻さず」使う
≪加熱しない切り干し大根の和え物≫
切り干し大根を手軽に活用するためには「戻さない」で使うのがおすすめです。
そもそも戻し汁にはおいしさや栄養が詰まっているので捨てるべきではありません。
このため煮物を作るときなどは、お好みの長さにカットして、さっと洗ってから鍋に加え、煮ながら戻す方が味も栄養も損なわずに済みます。
また、切り干し大根は火を通さなくても食べることができるのをご存知でしょうか。
千切りにしたキュウリと調味液(味ぽん・ごま油・すりごま各小さじ1、砂糖1つまみ)を洗って長さを整えた切り干し大根と一緒にしておくだけでキュウリの水分や調味液の水分を吸い込み、おいしい歯ごたえの和え物になってくれます。
調味液や合わせる野菜はお好みで変更してOK。
浅漬けとサラダの間のようなぽりぽり食感にハマること間違いなしです。
高野豆腐(新あさひ豆腐5個入り)82.5g 127円
≪執筆者撮影≫
家計に優しいタンパク源である大豆ですが、世界的に需要が高まり、値上がりが続いています。
豆腐もその影響を大きく受けていて、今年にかけて値上がりが予想されている商品です。
豆腐の乾物である高野豆腐もすでに10月から値上げされています。
業務スーパーでは今月の値下げ商品として「新あさひ豆腐5個入り」が127円となっています。
他のスーパーで同様の商品は171円だったためかなりの値下げ率です。
また業務スーパーには大容量の500g入りが698円で売られています。
前述の5個入りのものが82.5gで127円ですのでその6倍が700円以下と考えるとかなりコスパの良い商品と言えます。
500gいりのものは小さなサイコロカットで、水戻し不要なのもうれしいです。
高野豆腐は「粉にして」使う
≪執筆者撮影≫
高野豆腐は煮物や卵とじなどが定番ですが、粉にして使うことで料理の幅がぐっとひろがります。
乾物のままの状態で粉のようにして使うと、パン粉の代わりに使うことが可能です。
わが家ではハンバーグのつなぎや、揚げ物の衣として使っています。
また手軽なタンパク源としてスープに1匙足したり、離乳食に利用するのも便利です。
一方、一度戻した高野豆腐をしっかりしぼりフードプロセッサーなどを使って粗めの粉にすると、ひき肉の代わりとして使うことができます。
もちろん大豆の香りはしますが食感はかなりひき肉に近いので、大豆ミートのようにキーマカレーやミートソースに使うことが可能です。
ただしこちらは一度戻しているので常温保存はできません。
使い切れる分だけ作るか、残ったら冷凍するようにしましょう。
もともとからお手頃価格な乾物を他のスーパーと比べても安い業務スーパーで購入することで、より手軽に使うことができます。
「じゃない」使い方を活用すればメニューの幅も広がりますのでぜひ試してみてください。(執筆者: 岩崎 はるか)
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