今年に入ってから執筆した「4年前に3,000円買ったビットコインが4倍になった」という記事が好評ということで、今回は「素人なりに暗号資産で稼ぐことができるのか」というシリーズ第3弾です。
前回ビットコインで稼いだ暗号資産を日本円に戻したわけですが、続いてはこの増えたお金を元手にして、「ビットコイン以外」の暗号資産にチャレンジしてみたいと思います。
とはいえ、筆者は暗号資産に関しては数年前に「仮想通貨」と呼ばれていた時代にウェブ記事を執筆していたとはいえ、投資の専門家というわけではありません。
しかし、だからこそまだ暗号資産にチャレンジしたことのない方と同じ視線で実践し、そのプロセスや結果を報告していくことがリアルで、参考になるところもあるのではないでしょうか。
では、今回筆者が購入する候補としてピックアップした暗号資産と、その理由について紹介していきます。
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イーサリアム
ビットコイン以外の暗号資産で「知名度」という点で優れているのが、やはりイーサリアムではないでしょうか。
時価総額でもビットコインに続いて暗号資産の中では2位であり、いずれはビットコインを抜くのではと言われ続けているようです。
今回イーサリアムに注目したのは、最近注目されている「NFT」との関係です。
暗号資産と同じようにブロックチェーンという仕組みを使って不正コピーを防ぎ、デジタルアートを販売するNFTは現在有名なアーティストやファッションブランドが活用するようになり、いわば今1番トレンドに乗っているデジタルの仕組みと言えるでしょう。
イーサリアムはこのNFTのプラットフォームとしても利用されているため、今まで以上に注目される暗号資産として、将来性が期待できるのではと言われています。
暗号資産の中で2番手の実績を持つとともに、このような将来性があるイーサリアムは、やはり注目するべき暗号資産と言えるのではないでしょうか。
リップル
リップルもまた、歴史と知名度でアドバンテージを持つ暗号資産です。
リップルはそもそも国際送金の手段として誕生したという背景もあり、「中央集権型」という管理者が存在する運営方法が取られているため、ある意味暗号資産の中でも堅実というイメージがあります。
さらに、各国の金融機関がリップルに参加しているというのも、堅実なイメージをより一層色濃くしています。
そのため一発狙いの投資的な暗号資産というよりも、信頼によってじわじわその価値を高めていくことが期待できるのが、このリップルではないでしょうか。
そういう意味では乱高下が少ないため、リスクヘッジ的な位置付けでこのリップルを買っておくのもいいのかなという気がします。
でも、その分あまり大きな利益は期待できないかもしれません。
ポルカドット
イーサリアム、リップルとここまで意味知名度の高い暗号資産を選んだので、3つ目は新興の暗号資産を探してみました。
そんな中で気になったのがこのポルカドットです。
ポルカドットが上場したのが2020年の8月ということで、暗号資産バブル以降に誕生したため、知名度はそこまでないと言えます。
実は暗号資産バブル時に関連記事を執筆していた筆者も、今回調べるまでポルカドットの名前を知りませんでした。
ですから逆に興味を持ったというわけです。
ポルカドットの知名度が上がったのが2021年に入ってからで、その価値は4か月で10倍にまで膨れ上がったようです。
新しい暗号資産なだけにブロックチェーンの仕組みも最新の技術が使われています。
さらに仕組みの違う暗号資産のブロックチェーン同士をつなぎ合わせるという役目を果たせるという機能も、今後の将来性が期待できるのではないでしょうか。
今後は暗号資産にもっと注目を
今回はとりあえず2022年前半の暗号資産の中で、今後値上がりしそうなものを選んでみました。
たった3,000円でスタートした筆者の暗号資産生活ですが、これまでは放置して勝手に利益が出てしまったものを、もう少し興味を持ってまめにチェックしながらより稼げる手段にしていければなと期待しています。(執筆者:石神 里恵)
ビットコイン日記(2) 4倍に増えた暗号資産は本当に日本円に戻せるのかを試してみた