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20日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で続落、資源・素材セクター下げ主導


20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.02ポイント(0.11%)安の3506.94ポイントと小幅ながら続落している(上海A株指数は0.11%安の3675.96ポイント)。

原油や金属の市況安が相場の重し。昨夜のWTI原油先物は3.3%安と大幅続落し、この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)でも、非鉄や鉄筋など主要商品の先物価格が安く推移している。李克強首相が19日、コモディティ価格の安定化方針を示したことも市況安につながった。ただ、下値は限定的。経済活動の正常化期待は根強く、指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。2022年の冬季オリンピックを控えた北京市では、域内人口の80%以上に新型コロナウイルス感染症ワクチンが接種されている。また、現地メディアが20日までに伝えたところによれば、1回の接種で効果があるとされる康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK、688185/SH)のワクチンも各地で接種が始まった。なお、中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り13カ月連続で据え置かれている。(亜州リサーチ編集部)

石炭・石油や非鉄・鉄鋼など資源・素材株が下げを主導。中国神華能源(601088/SH)が3.4%、中国石油天然気(601857/SH)が2.9%、江西銅業(600362/SH)が4.7%、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が6.2%ずつ下落した。

半導体株もさえない。杭州士蘭微電子(600460/SH)が5.1%安、江蘇長電科技(JCET:600584/SH)が4.0%安、三安光電(600703/SH)が2.4%安で引けた。海運株、自動車株、不動産株なども売られている。

半面、金融株はしっかり。中国人寿保険(601628/SH)が2.3%高、中国太平洋保険(601601/SH)が2.0%高、江蘇銀行(600919/SH)が5.4%高、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.7%高、国金証券(600109/SH)が3.1%高、東方証券(600958/SH)が1.1%高で取引を終えた。空運株、食品飲料株、医薬品株の一角も買われている。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.55ポイント(1.81%)安の246.36ポイント、深センB株指数が9.45ポイント(0.82%)安の1147.35ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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