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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、景気対策への期待が高まっている


【ブラジル】ボベスパ指数 94666.37 -2.41%
28日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比2333.02ポイント安(-2.41%)の94666.37で取引を終了した。98313.8から94370.6まで下落した。

前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。ボルソナーロ大統領が社会保障制度を復活させることで緊縮財政につながると警戒され、ブラジル株や通貨レアルに売りが広がった。景気低迷が続いているブラジルでは、新型コロナウイルスの流行で景気が急速に悪化していることが背景にある。一方、前日の米株安が前半の買いにつながったもようだ。

【ロシア】MICEX指数 2927.17 +1.05%
28日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比30.34ポイント高(+1.05%)の2927.17で取引を終了した。2909.62から2938.94まで上昇した。

高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。このほか、ロシア中央銀行が2020年のロシアの成長予想を上方修正する可能性があるとの報道が支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 37981.63 +1.59%
28日のインドSENSEX指数は続伸。前日比592.97ポイント高(+1.59%)の37981.63、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同177.30ポイント高(+1.60%)の11227.55で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。前営業日の米株高を受け、インド株も買いが先行。また、流動性の改善を含む景気対策への期待が高まっていることも支援材料となった。

【中国本土】上海指数総合 3217.53 -0.06%
週明け28日の上海指数総合は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.88ポイント安(-0.06%)の3217.53ポイントと3日続落した。約2カ月ぶりの安値水準を切り下げている。

様子見ムードが漂う流れ。指数は先週末の終値を挟み、一進一退の値動きだった。週後半から始まる国慶節に伴う大型連休(本土市場は10月1-8日が休場、香港は1-2日が休場)を前に、積極的な売買が手控えられている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国指標の改善が支えだ。国家統計局は27日、2020年8月の全国工業企業の利益総額が前年同月比で19.1%増加したと報告。プラス成長は4カ月連続となり、中国経済の持ち直しが続いているとみられている。



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