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6日の中国本土市場概況:上海総合1.7%安で続落、ハイテク関連に売り


6日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比44.62ポイント(1.68%)安の2605.18ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、46.80ポイント(1.69%)安の2727.99ポイントで取引を終えている。

米中関係の悪化を警戒。中国の通信設備メーカー大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副董事長兼CFO(最高財務責任者)がカナダで逮捕され、米国が孟氏の身柄送還を求めていることが6日伝えられている。複数メディアはこれ以前に、米司法省による華為の捜査を報じていた。米国が経済制裁を科すイランに対し、華為が製品を違法輸出した疑いがあるとされる。

業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)と光ファイバーケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)がそろって7.1%安で引けた。深センに上場する通信機器メーカーの中興通訊(ZTE:000063/SZも5.7%安と急落。ZTEを巡っては、米司法省が4月、華為と同じ理由で米企業と取引禁止する制裁を科した経緯がある(制裁措置は7月に解除)。テクノロジーなど新興企業株で構成される深セン創業板指数は2.6%安と反落し、他の指数をアンダーパフォームした。このほか消費関連株、医薬株、資源・素材株、インフラ関連株、金融株など全業種が下落している。

華為技術のと取引のある銘柄群も安い。光学部品メーカーの欧菲科技(002456/SZ)が4.5%、タッチパネルの藍思科技(300433/SZ)が4.0%、液晶パネルの天馬微電子(000050/SZ)が3.9%、バッテリーの欣王達電子(300207/SZ)が3.1%ずつ下落した。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が2.22ポイント(0.78%)安の280.50ポイント、深センB株指数が11.43ポイント(1.31%)安の864.05ポイントで終了した。

【亜州IR】




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