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4日の香港市場概況:ハンセン0.9%高で4日ぶり反発、合併観測の聯通5.9%高


4日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比260.80ポイント(0.94%)高の27973.34ポイントと4日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が77.06ポイント(0.71%)高の10890.63ポイントと5日ぶりにそれぞれ反発した。売買代金は721億2800万香港ドルと低水準が続いている(3日の売買代金は788億9800万香港ドル)。

本土株高が追い風。上海総合指数が後場からプラスに転じるなか、香港の各指数も上昇した。香港ドル安の懸念がやや薄れたこともプラス。3日は香港ドルが対米ドルで下落したものの、この日の外国為替市場では急反発し、約5週ぶりの香港ドル高水準で推移している。ただ、上値は重い。米追加関税の警戒感がくすぶっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が5.9%高、不動産デベロッパー香港大手の長江実業集団(1113/HK)が4.8%高、香港財閥系コングロマリットの長江和記実業(1/HK)が3.1%高と上げが目立つ。中国聯通に関しては、「中国の最高指導部が中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)との合併について最終協議している」との観測が伝えられたことが支援材料だ。直近の外資リポートでも、「5Gネットワーク普及を急ぐために、中国聯通と中国電信は合併に踏み切る可能性がある」と指摘されている。中国電信も4.0%上昇した。また、長江実業集団については、約1年2カ月ぶりの自社株買いが好感されている。

ネットやモバイル部品、半導体、通信機器などハイテク関連セクターもしっかり。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が1.7%高、瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が2.5%高、舜宇光学科技(2382/HK)が2.0%高、上海先進半導体製造(3355/HK)が1.3%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.0%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が1.7%高で引けた。

セメントや鉄鋼、非鉄など素材セクターも買われる。華潤水泥HD(1313/HK)が1.5%高、中国建材(3323/HK)が1.2%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.7%高、鞍鋼(347/HK)が1.6%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.5%高と値を上げた。

他の個別株動向では、ケーブルテレビ香港大手の有線寛頻通訊(Iケーブル・コミュニケーションズ:1097/HK)が41.7%高と続騰(前日は102.3%高)。同社が3日、携帯キャリア中国最大手の中国移動(チャイナ・モバイル:941/HK)と戦略的提携関係を結んだと発表したことが刺激材料となっている。

本土市場は6日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.10%高の2750.58ポイントで取引を終えた。ハイテク関連が高い。保険株、石油株、不動産株、消費関連株、自動車株、軍需関連株、公益株なども買われた。

【亜州IR】



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