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12日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高で4日ぶり反発、貴州マオタイ最高値更新


12日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.02ポイント(0.89%)高の3079.80ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、28.31ポイント(0.89%)高の3225.64ポイントで取引を終えている。

自律反発狙いで買われる流れ。上海総合指数が前日に年初来安値を付けるなか、値ごろ感が着目された。また、史上初の米朝首脳会談が予定通り開催され、米朝首脳が合意文書に署名したと伝えられたこともプラス。朝鮮半島の安定化が期待された。指数は引けにかけて上げ幅を広げている。

業種別では、飲料・食品関連の上げが目立つ。貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.0%高、重慶ビール(600132/SH)が2.2%高、海天味業(603288/SH)が5.7%高で引けた。それぞれに業績期待が強まっている。同セクターでは、これまでに中間業績見通しを明らかにした31社のうち23社が好業績を予告した。また、今週14日にロシアで開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)を巡り、アルコール飲料などの消費が盛り上がるとの期待も根強い。中国ではサッカー人気が高く、過去のW杯でも売上が伸びた経緯がある。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒は、約5カ月ぶりに上場来高値を更新した。

医薬品株も高い。広州白雲山医薬集団(600332/SH)が4.7%上昇した。エネルギー株、交通インフラ株、素材株、インフラ関連株、金融株、自動車株、不動産株もしっかり。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が2.22ポイント(0.72%)高の309.18ポイント、深センB株指数が14.26ポイント(1.27%)高の1134.52ポイントで終了した。

【亜州IR】



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