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24日の香港市場概況:ハンセン0.6%安と続落、素材株に売り


24日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比149.16ポイント(0.62%)安の23965.70ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が102.87ポイント(0.98%)安の10418.66ポイントとそろって続落した。売買代金は804億3500万香港ドルと前日とほぼ同じ水準となっている(23日は818億3600万香港ドル)。

手控えムードが広がる。主要企業の決算発表がこれから本格化するため、業績内容を見極めたいとするスタンスが強まった。商品市況安も投資家のセンチメントを冷やしている。ハンセン指数が依然として約1年半ぶりの高値水準で推移するなか、週末を前に利食い売りも出やすい状況だ。

ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が4.7%安と下げが目立つ。米アップルなどに部品供給する同社株は今月の中旬以降、上場来の高値に接近して推移していた。指数構成銘柄以外にもモバイル関連の銘柄群が売られる。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.6%安、液晶ディスプレイ・電子製品メーカーの信利国際(732/HK)が4.2%安、電子部品メーカーの通達集団(698/HK)が2.7%安で引けた。

非鉄やセメント、鉄鋼など素材セクターも安い。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が6.7%、江西銅業(358/HK)が5.0%、中国建材(3323/HK)が3.8%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が2.7%、鞍鋼(347/HK)が3.8%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.4%ずつ値を下げている。これらの銘柄群は今年に入り、供給サイド改革やインフラ投資拡大などの期待を手がかりに物色される場面が多かった。



【亜州IR】





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