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天昇電 Research Memo(9):2026年3月期営業利益は減予想も、子会社除外で実態は増益


天昇電気工業の2026年3月期の業績予想では、売上高が22,000百万円と前期比21.1%減少し、営業利益も600百万円で34.4%減少すると見込まれています。この減少は、米国子会社の第三者割当増資による持分法子会社化が影響しているためで、実質的な事業増益は約10%と見込まれています。自動車生産の増加や米国での増設効果も期待されています。また、設備投資も通常の水準に戻り、塗装関連の拡大が計画されています。トランプ関税の影響は直接なく、予想に織り込まれていません。

*15:39JST 天昇電 Research Memo(9):2026年3月期営業利益は減予想も、子会社除外で実態は増益 ■天昇電気工業<6776>の今後の見通し

2026年3月期の連結業績は、売上高22,000百万円(前期比21.1%減)、営業利益600百万円(同34.4%減)、経常利益600百万円(同44.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益400百万円(同68.4%減)と予想している。売上高、利益ともに大きく落ち込む予想になっているが、これは米国子会社が第三者割当増資を行い、同子会社が連結対象から外れて持分法子会社になったことによる。

自動車生産が前期比では増加すると見ており、米国での増設の効果がさらに寄与することなどから、同社は「本来の事業としては、10%ほどの増益を見込んでいる」と述べている。数値上は大幅減益予想だが、実態は必ずしも悲観する内容ではないので、今後の展開を注視したい。トランプ関税の影響については、直接の影響はないので2026年3月期の予想には織り込んでいない。

設備投資額は2,500百万円前後の予定で、通常の水準に戻る。主な投資内容は、通常の金型や成型機に加えて、今後拡大を計画している塗装関連となっている。正確な減価償却費の見込みは開示されていないが、2,000~2,300百万円になるようだ。仮に減価償却費が2,200百万円とすると、償却前営業利益は2,800百万円(前期比10.7%減)となる見込みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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