テラスカイ Research Memo(9):2026年2月期も受注好調により、2ケタ増収増益を見込む
テラスカイは2026年2月期において、売上高19.1%増、営業利益26.3%増と2ケタ増収増益を見込んでいる。特にソリューション事業が成長をけん引し、Salesforce関連のプロジェクトが拡大する見通しだ。また、NTTデータとの協業により、さらにビジネスを拡大する計画で、資本提携を通じて持分法適用関連会社となる可能性がある。人的リソースの強化やノンコードツールを活用した内製化支援、「mitoco」製品の販売強化にも注力し、長期的な売上成長を目指している。さらに、2024年4月の新卒採用やサテライトオフィスの開設を通じて人材の拡充を図る。
1. 2026年2月期の業績見通し
2026年2月期の連結業績は売上高で前期比19.1%増の29,438百万円、営業利益で同26.3%増の1,833百万円、経常利益で同23.1%増の1,973百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同33.9%増の1,363百万円と2ケタ増収増益を見込む。引き続きソリューション事業がけん引する見通しだ。営業利益率も増収効果に加えてエンジニア育成の成果による内製化の進展で、前期の5.9%から6.2%に上昇する。Salesforce Platform上で利用できるアプリケーションが増え、他社システムの連携も含めて開発プロジェクトが大規模化する傾向にあり、同社に対する引き合いが強まっている。実際、ソリューション事業の期初受注残(単体)は大型案件を継続していることにより、前期比67.3%増と高水準でスタートした。加えて、2024年4月に資本業務提携したNTTデータとのSalesforceの協業プロジェクトも本格始動する。既に複数のプロジェクトが動き始めているようで、協業案件の動向次第では2026年2月期の業績も会社計画を上回る可能性が十分にあると弊社では見ている。
成長を支える人材については、グループ全体で前期末比291名増の1,761名を予定している。内訳は、同社が同119名増、テラスカイ・テクノロジーズが同77名増、その他子会社(関連会社含む)が同95名増となっており、すべての事業領域で人員体制を強化する方針だ。人員計画については目標値であり計画に届かない可能性もあるが、同計画を前提に採用費や教育研修費、人件費などを業績計画に織り込んでおり、採用数が計画に届かなければ費用の減少要因となる。2025年4月の新卒社員は92名と前年の112名をやや下回ったが、前年に続きサテライトオフィスを2拠点開設する予定で、地方での採用強化並びに離職率の低減に取り組むことで体制強化を進める。サテライトオフィスについては、2025年8月に鹿児島市と盛岡市に開設する予定で合計5拠点となる。
弊社の見立てでは、事業セグメント別でソリューション事業が2ケタ増収増益を維持する一方、製品事業は2ケタ増収継続も開発投資が続くため、若干の損失が続くものと考える。タイの子会社については、経営体制の強化により増収となり、損失額も縮小する見込みである。Quemixは量子コンピュータ事業への継続的な成長投資及び量子コンピュータ関連の人材教育サービスの拡大により増収も、開発費用増により損失額が若干拡大する見通しだ。そのほかの子会社については、良好な市場環境が続くことを前提に増収増益を見込んでいる。なお会話型AIプラットフォーム「ENOKI」の開発及び導入支援事業を展開していたエノキについては、経営資源の効率化を目的に2025年6月に同社が吸収合併することを決定した。今後はSalesforce上で生成AI機能を活用できる「mitoco AI」と技術を融合し、「mitoco AI」の製品力向上につなげていく考えだ。
NTTデータと協業開始。NTTデータへ新株予約権を発行
2. 2026年2月期の重点施策
同社は2026年2月期の重点施策として、1) NTTデータとのビジネス拡大、2) 内製化支援の拡充、3) 「mitoco」製品の販売強化の3点に注力する方針だ。
(1) NTTデータとのビジネス拡大
同社及びNTTデータは、Salesforceビジネスのさらなる強化を目的に、2025年4月に「NTT DATA Salesforce Hub」を開設した。Salesforceの日本全国の需要に対応するため、同社も加えたNTTデータグループ各社横断で、質の高いコンサルタント・エンジニアを集約したリソースプールを構築し(現在の1,800人規模を2028年までに5千人規模に拡大)、流動性高く最適な人員配置を行い、Salesforce活用を通じた顧客企業のビジネス変革を進める。また、SalesforceのAIエージェント「Agentforce」を活用した新規サービスの開発や、顧客業務への適用を支援するコンサルティングサービスを提供するほか、「mitocoAI」なども活用し、事業拡大を目指す。
まずは、DXに取り組む地方の金融機関に注力し、並行して官公庁・自治体・製造・小売・地域マーケット向けにも領域を広げる予定にしている。さらに海外でも事業を拡大する方針で、このうち東南アジアでは同社のタイ子会社とも連携して事業を推進する。NTTデータでは金融機関や官公庁・自治体、そのほかの大企業を多く顧客に抱えており、同社のSalesforce事業の成長が期待される。
なお2024年4月の資本業務提携において、同社はNTTデータに対して67万株相当の新株予約権を発行した。同新株予約権が行使された場合、既に取得している株式数も合わせると保有比率は20.1%となり、同社はNTTデータの持分法適用関連会社となる見通しだ。新株予約権の行使価額は1,400円で、行使基準は2027年2月期までの年度において一度でも連結営業利益で25億円を超過した場合に行使が可能となっている。今後、NTTデータとの協業案件が増加することを考えれば、25億円を超過する可能性は十分にあると見られる。また、2030年2月期の連結売上高700億円超という長期目標に変更はなく、今後も旺盛なクラウドインテグレーション需要に対して、人的リソースの強化と子会社展開を推進しながら、年率20%程度の売上成長を維持していく考えだ。
(2) 内製化支援の拡充
同社では4〜5期前より顧客自身がクラウドを活用する体制づくりを支援してきたが、今後は前述したノンコードのAIテスト自動化・管理ツール「ACCELQ」やSalesforceのリリース管理ツール「Flosum」などSalesforceをより効率的に活用できる有用なツールの提供を通じて内製化及び定着化を支援し、顧客のLTV最大化に取り組む。
(3) mitoco製品の販売強化
「mitoco ERP(会計シリーズ)」については2024年までに財務・管理会計、支払管理、債権管理といった主要製品モジュールをリリースし、今後は機能強化のための開発を継続しながら拡販に注力していく。固定資産管理機能の開発については、2026年2月期の下期から着手する予定で、同機能が揃えば「mitoco ERP」が完成することになる。
一方、クラウド型データ連携ツールとなる「mitoco X」については2023年に共同開発先から権利を譲受して以降、同社のオリジナル製品として一から開発を進めてきたVer2.0版を2025年6月にリリースする予定となっている。既に既存顧客を含めて多くの顧客から問い合わせを得ており、2026年2月期はさらなる成長が見込まれている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
有吉弘行が衝撃、ケガで全治6カ月の治療受け「今どきこんなやり方するんだ」アナログ手法に驚き
有吉弘行、海外移住を発表した53歳芸人に鬼ツッコミ「単純に嫌われてるだけ?」地上波出演めぐり
【楽天】CS争い奇策ハマらず…則本昂大684日ぶり先発2回2失点「情けない」今後の起用法未定
【とっておきメモ】DeNA竹田祐の活躍は“腐れ縁”徳山壮磨の原動力 高校、大学…美容室でも遭遇
【広島】新井監督、初対戦の中日ドラ1金丸に「初めて生で見て、やっぱりいい投手だなと」/一問一答
元NHKアナが初グラビア「自分の知らない表情ばかりで大きな発見」表紙&巻頭10ページで特集
松村雄基、舞台「祖国への挽歌」不死身の日系マフィアは「頭蓋骨命中の弾丸抜けていく」/連載7
有吉弘行「怪我しました」の経緯告白、X線写真撮る前から「あっさり」医者に宣告され全治6カ月
【甲子園】もし今夏大会が7回制なら…日大三は決勝進出ならず それでも8回以降の逆転はわずか3度
【東京】京都にホームで0-4惨敗、松橋力蔵監督「落ち度は私に」「忘れようとしても無理」
深田恭子、トーク中突如「ごめんなさい…帰ります」と席を立ちスタジオ騒然 加藤浩次大慌て
堀江貴文氏、ネット騒然「スマホ使用1日2時間まで」条例案に“たった一言”でバッサリ
人気歌手luzさん急逝 2週間前に最後のSNS投稿「本当に全てに限界来てる」
不倫謝罪の人気女性YouTuber「法的措置」へ、本名や住所さらされ「度を超えた誹謗中傷」
えなこ、白のハイレグバニー姿で開脚ショット「刺激的」「最高かよ!」「見えそう」「満点です」
村重杏奈、パープル下着姿で大胆ショット公開「エロかわ」「セクシーの極みや」の声
眞鍋かをり暴露「こいつビジネスでやってる」霊感女性タレント ロケ号泣→直後けろっと男と連絡
コンビニ富士山に殺到の訪日外国人が迷惑行為 カンニング竹山が斬新?提案
見通し悪いカーブでヒグマ遭遇か 死亡男性、直前まで単独走 羅臼岳
「料理の鉄人」坂井宏之氏のレストラン「ラ・ロシェル南青山」12月で閉店「また、新しい姿で」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
深田恭子、トーク中突如「ごめんなさい…帰ります」と席を立ちスタジオ騒然 加藤浩次大慌て
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
堀江貴文氏、ネット騒然「スマホ使用1日2時間まで」条例案に“たった一言”でバッサリ
大谷翔平と代理人バレロ氏が訴えられる、ハワイの高級リゾート住宅建設プロジェクトを巡り
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」

テラスカイ---25年2月期は2ケタ増収・大幅な増益、ソリューション事業の売上高・利益が順調に増加
テラスカイ Research Memo(1):Salesforce関連の受注好調。2026年2月期も2ケタ成長の見込み
テラスカイ Research Memo(7):ソリューション事業は2ケタ増収増益、製品事業は増収効果で損失額が縮小
テラスカイ Research Memo(4):ソリューション事業が売上高の90%以上を占める
テラスカイ---1Q増収増益、ソリューション事業・製品事業ともに売上高が順調に推移
テラスカイ Research Memo(2):Salesforceを主軸に展開するクラウドインテグレーション企業
テラスカイ Research Memo(8):財務基盤の強化が進み、収益性も向上
テラスカイ---大幅続伸、前期上振れ着地で今期も大幅増益見通しに
SI Research Memo(6):ERP、AI、開発支援ツールにリソースを集中、新規事業の育成にも積極的に投資
キットアライブ Research Memo(6):2025年12月期は売上高の大幅増を計画、営業利益率の回復は緩やか