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C&R社 Research Memo(9):2026年2月期はすべてのカテゴリで増収増益となる見通し(1)


クリーク・アンド・リバー社は2026年2月期に全てのビジネスカテゴリで増収増益を見込んでいます。カテゴリは8つに分類され、特にゲーム&ライツマネジメントでは新たに設立したURS Gamesがバンダイナムコエンターテインメントと協力することで売上を支える見込みです。ブロードキャスティング&動画カテゴリも堅調で、制作需要の高まりと新卒社員の加入で需要増加に対応します。プロモーション&マーケティング分野では観光事業が拡大し、メディカル&ヘルスケアでは医師紹介事業などの回復により増収を見込んでいます。全カテゴリでのビジネス拡大により、さらなる成長を目指します。

*11:09JST C&R社 Research Memo(9):2026年2月期はすべてのカテゴリで増収増益となる見通し(1) ■業績見通し

2. カテゴリ別見通し
クリーク・アンド・リバー社<4763>は2026年2月期より事業分野別の業績動向をより明確にするため、カテゴリの見直しを行った。具体的には、ゲーム&ライツマネジメント、ブロードキャスティング&動画、プロモーション&マーケティング、メディカル&ヘルスケア、AI/DX・IT、プロフェッショナル・エージェンシー、Quality of Life、インキュベーション&デベロップメントの8カテゴリに区分した。2026年2月期の業績計画では、すべてのカテゴリで増収増益を見込んでいる。

(1) ゲーム&ライツマネジメント
ゲーム&ライツマネジメントには、同社及び(株)クレイテックワークス、forGIFT、CREEK & RIVER SHANGHAI(中国)に加えて、2025年3月にバンダイナムコエンターテインメントと合弁で設立した(株)URS Games(ユアーズゲームス)が含まれる。

2026年2月期の売上高は前期比14%増の16,915百万円、営業利益は同16%増の1,750百万円となる見通し。URS Gamesを除いた既存事業ベースでも1ケタ台後半の増収増益を見込んでいる。足元でゲーム開発の受注が回復傾向に転じていることが主因で、第1四半期から増収増益が見込まれている。

北米のゲーム事業については1社から数千万円程度の正式受注を獲得しているほか、確度の高い受注先が2社ほどあり、これらすべてを受注できれば数億円の売上が期待できる状況となっている。また、URS Gamesではバンダイナムコエンターテインメントのモバイルゲーム開発・運営を受託する。従来からバンダイナムコエンターテインメントは主力顧客先の1社であったが、合弁でモバイルゲームの開発にも携わることになり、2027年2月期以降もさらなる成長が期待される。

(2) ブロードキャスティング&動画
ブロードキャスティング&動画には、同社及び(株)ウイング、シオン、(株)シオンステージのほか韓国のCREEK & RIVER ENTERTAINMENTが含まれる。

2026年2月期の売上高は前期比4%増の14,800百万円、営業利益は同18%増の665百万円となる見通し。国内のテレビ業界では“フジテレビ問題”の影響が懸念されるが、業界全体での制作需要は旺盛で大勢には影響がなく、堅調推移が見込まれている。2025年4月には、映像関連の専門職で170人の新卒社員が入社しており、YouTubeを活用した企業のプロモーションやイベント関連の動画制作などを含めて、映像関連の旺盛な需要を取り込む方針だ。

(3) プロモーション&マーケティング
プロモーション&マーケティングには、同社及びWeb・IT・クリエイティブ業界の総合求人サイト「DXキャリア」を運営する(株)プロフェッショナルメディアが含まれる。

2026年2月期の売上高は前期比7%増の7,550百万円、営業利益は同13%増の670百万円となる見通し。引き続き官公庁、企業のWebプロモーション案件の受注増加が見込まれるほか、地域の魅力を発信する観光事業の拡大も増収に貢献する見通し。観光事業では、Web制作だけでなく観光ツアーや記念イベントの企画などの受注実績も出始めており、観光をキーワードとした地方創生に貢献すべく事業強化を図る。

(4) メディカル&ヘルスケア
メディカル&ヘルスケアには、メディカル・プリンシプル社及びコミュニティ・メディカル・イノベーションが含まれる。また、同社が手掛けていたライフサイエンス分野(研究者・研究支援者)のエージェンシー事業も2025年1月よりメディカル・プリンシプル社に移管した。

2026年2月期の売上高は前期比6%増の5,650百万円、営業利益は同29%増の1,400百万円となる見通し。2024年2月期に実施した構造改革の影響が一巡し、医師紹介事業の回復が見込まれる。また、「レジナビFair」などのプロデュース事業や保険代理店販売事業も増収基調が続く見通しだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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