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AndDo Research Memo(3):今後はリバースモーゲージ保証事業(金融事業)に注力


AndDoホールディングスは、リバースモーゲージ保証事業に注力しており、2024年6月期末の累計保証残高は20,841百万円、累計保証件数は1,639件に達した。今後も提携金融機関を増やしつつ、保証残高の増加を図る方針だ。2025年6月期末には33,937百万円の保証残高を目指している。2017年の大阪信用金庫との提携から始まり、2024年6月期にはさらなる金融機関との提携を進め、サービスエリアの拡大を実現している。また、リバースモーゲージ保証事業の売上高は491百万円、営業利益は105百万円を計上しており、今後も同事業がAndDo全体の成長に寄与することが期待されている。

*14:03JST AndDo Research Memo(3):今後はリバースモーゲージ保証事業(金融事業)に注力 ■And Doホールディングス<3457>の事業概要

(3) 金融事業(同売上高491百万円、営業利益105百万円)
1) ビジネスモデル
金融事業の主力は、以前は不動産を担保とした貸付、いわゆる不動産担保ローンであったが、現在の主力事業はリバースモーゲージ保証事業である。リバースモーゲージとは、顧客が所有する不動産(主に住宅)を担保に、資金の貸し付け(ローン)を行い、不動産の所有者(契約者)はまとまった資金を得られるほか、利息を払えばそのまま自宅に住み続けることができる仕組みである。契約者は最終的に担保資産を売却して元本を返済することができる。同社は、直接資金の貸し付けは行わず、提携先の金融機関がローンを行い、同社は手数料及び保証料を得る。さらに契約終了後の不動産処分の際にも、同社が関与することで収益が発生する。同社の持つネットワーク、知見、査定力などの総合力を生かすことで、3つのビジネス機会が生じる事業と言える。

2) 保証残高
この事業のKPIは保証残高であり、保証残高の増加は保証件数による。2024年6月期末のリバースモーゲージ累計保証残高は20,841百万円(前期末比58.3%増)、累計保証件数は1,639件(前期末比454件増)と順調に拡大している。累計保証件数に関しては、2023年1月末に1,000件を突破し、累計保証残高は2024年7月末に20,000百万円を突破した。2025年6月期末には33,937百万円(前期末比62.8%増)と保証残高の累積スピードを加速させる方針であり、同社全体の成長に寄与することが期待される。

3) 提携金融機関
同社グループは、金融機関と提携することで、リバースモーゲージ保証のサービスエリア拡大及び残高の積み上げを進めている。2017年10月に大阪信用金庫との提携により「リバースモーゲージ保証事業」を開始して以降、リバースモーゲージ保証に対する金融機関の関心は高く、提携金融機関が順調に増加している。2024年6月期では、呉信用金庫(2023年7月)、東京シティ信用金庫(同年9月)、朝日信用金庫(同年9月)、多摩信用金庫(同年11月)、瀧野川信用金庫(2024年2月)、さがみ信用金庫(同年3月)との提携を開始した。2025年6月期には、中日信用金庫(同年7月)、西日本シティ銀行(同年9月)、信用組合愛知商銀(同年10月)との提携を開始し、2025年2月13日時点(リリース日基準)の提携金融機関数は前期末比3件増の54件まで拡大している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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