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イノベーション Research Memo(8):自己資本比率は78.9%と高い財務健全性を維持


イノベーションの2025年3月期第3四半期末の連結貸借対照表によると、資産合計は4,289百万円で前期末比388百万円減少しました。これは現金および預金の減少が主な要因です。一方、負債合計は848百万円で、契約負債の増加が見られるものの、買掛金や未払費用の減少が主な変動要因です。純資産合計は3,441百万円に減少し、利益剰余金の配当が影響を与えています。これに伴い、自己資本比率は78.9%に上昇し、財務健全性を維持しています。キャッシュフローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが33百万円の支出となり、投資活動によるキャッシュ・フローは46百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは221百万円の支出となりました。特に自己株式取得や配当金支払いがキャッシュの減少につながっています。

*17:08JST イノベーション Research Memo(8):自己資本比率は78.9%と高い財務健全性を維持 ■イノベーション<3970>の業績動向

4. 財務状況
(1) 連結貸借対照表
2025年3月期第3四半期末の資産合計は、前期末比388百万円減少し4,289百万円となった。これは主に、営業投資有価証券が59百万円、前払費用が56百万円、ソフトウェア仮勘定が15百万円増加した一方で、現金及び預金が329百万円、受取手形及び売掛金が133百万円、繰延税金資産が49百万円減少したことによる。

負債合計は前期末比262百万円減少し848百万円となった。これは主に、契約負債が9百万円増加した一方で、買掛金が46百万円、未払費用が62百万円、未払法人税等が75百万円、長期借入金が74百万円減少したことによる。純資産合計は同126百万円減の3,441百万円となった。これは主に、資本金が30百万円、自己株式が69百万円増加、親会社株主に帰属する四半期純利益25百万円の計上があった一方で、利益剰余金の配当107百万円があったことによる。2025年3月期第3四半期末の自己資本比率は78.9%と前期末の75.3%から3.6ポイント上昇しており、高い財務健全性を維持している。

(2) 連結キャッシュ・フロー計算書
同社は、2025年3月期第3四半期累計に係るキャッシュ・フロー計算書は作成していない。なお、第3四半期累計期間における、無形固定資産に係る償却費を含んだ減価償却費は51百万円(前年同期比9百万円増)である。直近作成時点である2025年3月期第2四半期累計の現金及び現金同等物の残高は前期末比300百万円減の2,979百万円であった。営業活動によるキャッシュ・フローが33百万円の支出であった。これは主に、増加要因として税金等調整前中間純利益143百万円、減価償却費32百万円、売上債権の減少額38百万円があった一方で、減少要因として仕入債務の減少額41百万円、営業投資有価証券の増加額59百万円、前払費用の増加額73百万円、法人税等の支払額94百万円があったことによる。投資活動によるキャッシュ・フローは46百万円の支出であった。これは主に、減少要因として有形固定資産の取得による支出19百万円、無形固定資産の取得による支出33百万円があった一方で、関連会社貸付けの回収による収入7百万円があったことによる。財務活動によるキャッシュ・フローは221百万円の支出であった。これは主に、増加要因として新株予約権の行使による株式の発行による収入39百万円があった一方で、減少要因として長期借入金の返済による支出49百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出49百万円、自己株式の取得による支出69百万円、配当金の支払いによる支出107百万円があったことによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)

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