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売れるネット広告 Research Memo(7):「戦略的同規模M&A」により売上急拡大へ


売れるネット広告社は、ダイレクトマーケティングとツーリストプラットフォームを中心にした成長戦略を掲げ、2028年までにグループ売上100億円を目指しています。特に、同規模のM&A戦略を通じて成長を加速させる方針です。3年間で10社程度の子会社化を計画し、売上のクロスセル可能な「売れる20の領域」でのM&Aを進めています。リスク軽減のためデューデリジェンスを重視しつつ、資金調達は営業キャッシュ・フローやデッドファイナンス、エクイティファイナンスを検討中です。M&Aによる売上成長を志向する一方で、利益に対し、生産性向上を通じたのれん費用への対策も進め、中期的な営業利益率の向上を目指します。

*11:07JST 売れるネット広告 Research Memo(7):「戦略的同規模M&A」により売上急拡大へ ■売れるネット広告社<9235>の成長戦略

3. M&A戦略
同社は「世界中をダイレクトマーケティングだらけにする!」「世界最大のツーリストプラットフォーマー企業になる!」というビジョンを実現するため、「既存事業の成長」「M&A事業による成長」「新規事業による成長」により、4年以内(2028年7月期)にグループ売上高100億円を達成する「Ureru100」を目標としている。なかでもM&Aを駆使する考えで、3年以内(2027年7月末まで)に10社程度の子会社化を計画している。M&Aの規模感は「戦略的同規模M&A」の考えに表れており、前年のグループ売上高と同規模程度の売上高のM&Aを実行する方針である。M&Aを実行する際には、リスク回避のため、デューデリジェンスにはもちろん細心の注意を払うが、ダイレクトマーケティングの分野の「売れる20の領域」でクロスセルできることを条件としているため、数や規模感にかかわらずリスクを最小化できると思われる。課題は資金調達だが、営業キャッシュ・フローに加えデッドファイナンスやエクイティファイナンスを検討している。既存事業の成長も見込んでいるものの、成長戦略のなかで横ばいを想定している理由は、単に保守的に見ているだけのようだ。以上を前提にM&Aを積み上げると、2028年7月期に売上高120億円~140億円となる見込みである。一義的にはこのようにM&Aによる売上成長を目指すが、利益については、M&A費用やのれんの発生が想定されるため、生産性向上を進めることでのれん負けしない利益体質を構築する方針である。これにより、短期的に損失を計上しないようにし、中期的には営業利益率を引き上げていくというイメージになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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