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新興市場銘柄ダイジェスト:テインは急伸で上場来高値、京写が一時ストップ高


<7367> セルム 1041 +100
大幅反発。企業の新入社員研修を実施するグループ会社のファーストキャリア(東京都渋谷区)が、一般社団法人の地域・人材共創機構(東京都港区)と人材育成事業を通じて地方創生を推進する協定を締結したと発表している。同機構は、地方の協働パートナーとともに地域と関わりながらキャリアを形成するローカルキャリアの調査研究などを実施している。協定締結により、各種越境型の人材育成事業の推進を目指す。

<7774> J・TEC 714 +47
大幅反発。厚生労働省の再生医療等製品・生物由来技術部会で角膜上皮幹細胞疲弊症の治療を目的とした自家培養口腔粘膜上皮の製造販売承認が審議され、了承されたと発表している。患者自身の口腔粘膜組織を採取して作製する上皮細胞シートで、患者の眼表面に移植して欠損した角膜上皮を修復する。角膜上皮幹細胞疲弊症で両眼の角膜が広範囲に障害を受けた患者に対する新たな治療法として期待されるという。

<3370> フジタコーポ 405 -25
大幅反落。前日に21年3月期の決算を発表した。営業損益は新型コロナウイルス感染拡大の影響で1.35億円の赤字(前期実績0.07億円の赤字)となったが、会社計画(1.55億円の赤字)を上回った。22年3月期の営業損益予想を0.45億円の黒字と発表している。デリバリーやテイクアウトサービスを強化するほか、各種契約内容の見直しを含む徹底したコスト管理に努める。22年3月期は黒字に転換する見通しだが、材料出尽くし感から売りが先行しているようだ。

<7217> テイン 1530 +215
急伸で上場来高値。発行済株式総数に対する割合18.8%に相当する125万2250株の自社株を消却すると発表している。消却予定日は6月30日。22年4月に予定されている東証の市場区分見直しを踏まえた市場移行対応の一環として、自社株式の消却により流通株式比率の上昇を図るのが狙い。ただ、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とするため、引き続き一定数の自社株は保有するとしている。

<6837> 京写 383 +77
一時ストップ高。メイコー<6787>と資本業務提携すると発表している。市場で相互の株式を取得し、出資額は双方の株式購入金額が1億円に達するまでとする。取得期間は今後6カ月間の予定。提携で両社が持つ生産インフラや技術、販売網などの経営資源を相互活用する。具体的には、プリント配線板分野での生産・販売のほか、設計・技術・生産・購買面、搬送用治具の生産・販売などで協力する。

<4169> エネチェンジ 2263 +219
大幅反発。21年12月期の売上高を従来予想の23.00億円から26.00億円(前期実績17.13億円)に上方修正している。電力ガス切替検討時のオンラインチャネルの利用拡大などを背景に、エネルギープラットフォーム事業が当初の想定より順調に推移しているため。データ事業も既存プロダクトの拡販による顧客数の増加などを受け、売上高を押し上げる見通し。営業利益予想(同0.53億円)は非開示だが、黒字を見込んでいる。 <ST>
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