新興市場銘柄ダイジェスト：日本サードが急伸、アイルは年初来高値更新

<3854>　アイル　1470　+300
ストップ高比例配分で年初来高値更新。ブロックチェーン技術の開発を行うシビラへ出資し、資本業務提携すると発表している。シビラが行う第三者割当増資を引受け、シビラ株式5.5％を約3000万円で取得する。シビラのブロックチェーン技術を活用して、同社のクラウドサービスのセキュリティ向上、仮想通貨の導入及び応用、在庫データのオープン化、及び企業、店舗、サービスを横断したオープンなプラットフォームの企画、開発、販売に共同で取り組む。

<1739>　シード平和　1338　+98
大幅続伸。5月末までの建築請負受注をもって、17年6月期における建築請負受注高が100億円を達成したと発表している。同社は17年6月期から19年6月期までの中期経営計画「売上200億円企業のビジネスモデルの確立とさらなる成長」において、「建築請負受注高100億円」を経営目標の1つとして掲げていた。この目標達成のため、大阪市内における受注活動を通じたエリアの拡大や大手マンションデベロッパーとの関係強化を図ってきた。

<6027>　弁護士コム　1305　+156
大幅反発し年初来高値更新。同社が提供する日本初のWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」の累計契約締結件数が6月に8万件を突破したと発表している。導入企業数は8000社弱に上り、導入企業数、累計契約締結件数ともに順調に増加している。同社は15年10月に「クラウドサイン」をリリースした。主な導入メリットとして契約締結のスピード化、コスト削減、管理機能の強化を挙げており、今後も新機能を順次追加していく予定という。

<6541>　グレイス　6870　+340
続伸。6月16日引け後に投資信託運用会社のレオス・キャピタルワークスが同社株式の保有に係る変更報告書を提出している。報告義務発生日の6月12日時点において、保有株数は41万3400株、保有割合は同9.46％（6月14日提出の前回報告書では7.17％）に増加した。6月12日には10万株を市場内で取得している。

<2497>　UNITED　2633　+282
大幅続伸。同社子会社でアイドル応援プラットフォーム「CHEERZ」を提供するフォッグがアイドルグループ「AKB48」を運営するAKSと、AKB48公式サイトの開発、運営、企画の分野において4月1日より業務提携をしたと発表しており、材料視されているようだ。既に開催された「第9回AKB総選挙」の特設サイトに関しても、フォッグのノウハウを生かした特別サイトを展開したという。

<4849>　エン・ジャパン　2977　+63
3日ぶり反発。SMBC日興証券が投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価を従来の2700円から3500円に引き上げている。転職サイトでは「採用できるサイト」への選別が進むとみているが、高い応募効果を実現している同社サイトにとってはシェアアップにつながり、会社計画以上の成長が可能と考えているようだ。中期経営計画では良好な見通しが示されたが、それでも保守的な印象と指摘している。

<2488>　日本サード　1211　+67
後場に一時1310円まで急伸。国内で初めて米半導体大手NVIDIA社のDeep LearningInstitute（DLI）トレーニングパートナプログラムに参加し、NVIDIA社認定のNVIDIA DLIトレーニングコースの提供を開始すると発表している。初級編として「1日でできるディープラーニング ～画像認識入門～」を8月より提供し、今後はディープラーニングの実践や応用といった上位プログラムも提供すべく準備を進める。




＜DM＞