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BEENOS Research Memo(6):2017年9月期は売上高、営業利益、経常利益で過去最高更新見通し


■今後の見通し

1. 2017年9月期の業績見通し
BEENOS<3328>の2017年9月期の連結業績は売上高が前期比4.0%増の20,000百万円、営業利益が同16.6%増の1,400百万円、経常利益が同15.6%増の1,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.3%減の750百万円と期初計画を据え置いている。下期の為替前提レートについても95円/米ドルを据え置いているため、現状の為替110円/米ドル前後の水準が続けば、クロスボーダー部門については売上高、利益ともに計画を上回る可能性が高いと言える。なお、親会社株主に帰属する当期純利益が減益となるが、これは繰延税金資産の取り崩しや、デファクトスタンダードの上場による出資比率低下で、非支配株主に帰属する当期純利益が増加することが要因となっている。なお2017年9月期で税務上の繰越欠損金は全額解消される見込みだ。

事業セグメント別では、Eコマース事業の売上高が前期比3.8%増の18,700百万円、営業利益が同27.9%増の950百万円、インキュベーション事業の売上高が同8.1%増の1,300百万円、営業利益が同3.4%増の800百万円を見込んでいる。Eコマース事業については第2四半期まで順調に推移しており、下期の為替前提レートを95円/ドルとしていることから、今後為替水準が円高に向かわなければ会社計画を上回る可能性があると弊社では見ている。一方、インキュベーション事業については、営業投資有価証券の売却動向次第となるが、含み益は投資先企業の成長とともに拡大している模様で、計画の達成は可能と見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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