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欧米為替見通し: ドル・円は戻りが鈍い値動きか、明日の米雇用統計を見極め


5日の欧米外為市場ではドル・円は戻りが鈍い値動きが予想されている。前日に発表された米経済指標の低調な内容により、ドルは売られ気味だったが、アジア市場で買い戻され143円台に回復している。また、ヨーロッパ中央銀行の追加利下げがドルの支持材料となる一方、米雇用統計を見極めたい投資家心理からドル買いは限定的。加えて、トランプ政権の政策不透明感や財政悪化の懸念がドルの上値を抑えている。本日はユーロ圏の生産者物価指数や米国の貿易収支、新規失業保険申請件数などの発表が予定されており、これらの結果がドルの動向に影響を与える可能性がある。

*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は戻りが鈍い値動きか、明日の米雇用統計を見極め 5日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りが鈍い値動きを予想する。欧州中銀(ECB)の追加利下げでドル売りは後退し、下げづらい展開となる見通し。ただ、明日発表の米雇用統計を見極めようと、ドル買いは限定的だろう。

前日発表された米経済指標は期待に反し、低調な内容となった。ADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想を大きく下回り、ISM非製造業景況指数は景気判断の節目50を11カ月ぶりに割り込んだ。それらを受け緩和的な金融政策への思惑から長期金利は低下し、ドル売り先行。ユーロ・ドルは1.1430ドル台に浮上、ドル・円は143円付近に1円超も下げた。ただ、本日アジア市場でドルに買戻しが入り、ドル・円は143円台に再浮上している。

この後の海外市場は米トランプ政権の流動的な政策運営や大型減税による財政悪化などで不透明感が続き、ドル買いは入りづらい。ただ、ECBが想定通り追加利下げに踏み切れば、ユーロ売りがドルを支える見通し。一方、今週発表されたISM景況指数は製造業、非製造業とも悪化したが、今晩の新規失業保険申請件数が改善すればドル売りは一服しよう。とはいえ、景気減速懸念は根強く、週末の雇用統計を見極めようとドルの戻りは限定的とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・4月生産者物価指数(予想:前年比+1.2%、3月:+1.9%)
・21:15 欧州中央銀行政策金利発表(予想:2.15%、前回:2.40%)
・21:30 米・4月貿易収支(予想:-661億ドル、3月:-1405億ドル)
・21:30 加・4月貿易収支(予想:-15億加ドル、3月:-5.1億加ドル)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.5万件、前回:24.0万件)


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