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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、ドルに下押し圧力も米FRB議長発言を注視


本日の欧米外為市場では、ドル・円の下げ渋りが予想されています。現在、米中貿易摩擦の激化が懸念される中、ドル売り圧力が続く見通しです。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を控えて、ドル売りは限定的であると見られています。米トランプ政権が相互関税からスマートフォンを除外する方針を示したことで、前日は株高が進行し、ドル買いが先行しました。しかし、米10年債利回りの低下によりドル売りに転じ、ユーロ・ドルは1.1290ドル台から1.1380ドル台に戻りました。アジア市場ではドルが買い戻され、ドル・円は143円台に再浮上しています。今後の海外市場では米高関税政策の行方が注視され、米中貿易摩擦の先行き不安がドル売りを再開させる可能性もあります。また、株式市場が不安定化すれば、円買いが進む可能性があります。今晩のNY連銀製造業景気指数の発表と明日のFRB議長の発言が今後の焦点です。

*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、ドルに下押し圧力も米FRB議長発言を注視 15日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米中貿易摩擦の激化が懸念され、ドル売り圧力が続く見通し。一方、米経済指標は改善も、連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を見極めようとドル売りは限定的とみる。

米トランプ政権は相互関税についてスマートフォンを対象外とする方針を示し、前日は株高を好感したドル買いが先行。ただ、米10年債利回りの低下でドル売りに転じ、ユーロ・ドルは1.1290ドル台から1.1380ドル台に戻し、ドル・円は144円付近から142円70銭台に急落。本日アジア市場でドルに値ごろ感から買戻しが強まり、143円台に再浮上。その後は失速も、日経平均株価の強含みでリスク選好の円売りが進み、ドル・円は底堅く推移した。

この後の海外市場は引き続き米高関税政策の行方が注視される。過度な警戒感は一服も米中貿易摩擦は先行き不透明感を深めており、信認の低下によるドル売り再開の可能性は低くない。株式市場が再び不安定化すれば、円買いも出やすい。一方、今晩発表のNY連銀製造業景気指数で予想通りマイナスが続けばドル売り材料に。直近の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で景気減速を意識していることが示され、明日のFRB議長の発言を見極める展開となりそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・15:00英 3月失業率(2月:4.7%)
・18:00独 4月ZEW景気期待指数(予想:10.0、3月51.6)
・18:00ユーロ圏 2月鉱工業生産(予想:前月比+0.3%、1月+0.8%)
・21:30加 3月消費者物価指数(予想:前年比+2.7%、2月+2.6%)
・21:00米 4月NY連銀製造業景気指数(予想:-13、3月-20)


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