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欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米中交渉進展も米インフレ指標にらみ


今日の欧米外為市場では、ドル・円の伸びが限定的になる可能性があります。米中貿易交渉の進展がドル買いを促進する一方、今週の米インフレ指標の発表を控えて過度なドル買いは控えられると予想されています。前週末の取引では、米連邦準備制度理事の発言が材料とならず、ドル買いが控えめで、ユーロ・ドルの下落とドル・円の上昇が見られました。アジア市場ではさらに米中交渉の成果が評価されドル買いが進んでいますが、13日に発表される米消費者物価指数(CPI)の前月比上昇が予測され、利下げ観測が後退する可能性があるため、ドル買いは続く見通しです。ただし、ドル高・円安の修正思惑がドル・円の上昇を抑える要因になります。

*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は伸び悩みか、米中交渉進展も米インフレ指標にらみ 12日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米中貿易交渉の進展が好感され、ドル買い・円売り地合いを強める見通し。ただ、今週発表される米インフレ指標を見極めようと、過度なドル買いは縮小しそうだ。

前週末の取引で材料難のなか、クーグラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事は国内の雇用情勢について安定的との見解を示したが、金融政策には言及せず反応は限定的。週末の米中貿易交渉での成果を期待したドル買いでユーロ・ドルは1.1290ドル台から1.1250ドル付近に軟化、ドル・円は144円80銭台から145円30銭台に浮上した。週明けアジア市場で米中交渉での成果を評価したドル買いが先行し、株高の場面では円売りも強まった。

この後の海外市場は米中交渉における両国の歩み寄りを消化し、ドル買いが入りやすい展開となりそうだ。ただ、今後の行方については不透明で、ドル買いは限定的だろう。一方、13日発表の消費者物価指数(CPI)は前月比で前回を上回る伸びが予想され、利下げ観測後退の思惑からもドル買いを後押しする見通し。他方、日銀の追加利上げは遠のき円売り継続が見込まれる半面、日米関税協議でのドル高・円安是正の思惑は根強く、ドル・円の上昇を抑制するとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・03:00 米・4月財政収支(予想:+2560億ドル)


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