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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計改善でも減速懸念を払拭できず


2日の欧米為替市場では、ドル・円の伸び悩みが予想される。米雇用統計が強い結果を示しても、米国経済の減速懸念からドル買いが限定的となる見通しである。前日にドルは日経平均株価の堅調さを背景に円安が進行し146円手前まで上昇したものの、その後失速。円買いの動きも見られ、ドルに対する下押し圧力がかかる可能性がある。米国経済指標ではISM製造業景況指数の改善が見られたが、新規失業保険申請件数は悪化が確認された。今後の焦点は米雇用統計に移るが、非農業部門雇用者数の減少や平均時給の加速が懸念され、ドル売りに拍車がかかる可能性がある。また、米中貿易交渉や連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げの思惑もドル相場に影響を与えそうだ。

*17:31JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計改善でも減速懸念を払拭できず 2日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用統計が予想より強くても減速懸念を払拭できず、ドル買いは限定的となる見通し。一方、前日の円急落の反動で、円買いが強まればドルの下押し圧力となりそうだ。

前日発表された米経済指標で新規失業保険申請件数は悪化したが、ISM製造業景況指数は50を下回りながらも予想より強く、減速懸念の一服でドル買い地合いを強めた。ユーロ・ドルは1.1330ドル台から1.1260ドル台に軟化、ドル・円は144円10銭台から145円70銭台まで水準を切り上げた。本日アジア市場で日経平均株価は序盤から堅調地合いとなりリスク選好の円売りを強めたが、ドル・円は146円手前で失速している。

この後の海外市場は米雇用統計が焦点。失業率は横ばいだが、非農業部門雇用者数は前回から減少、平均時給は加速が予想され、スタグフレーション懸念が再燃すればドル売り地合いを強めそうだ。また、米国経済の減速は鮮明で来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに思惑が広がる。一方、日米関税協議の行方が注目され、米国のドル安政策への思惑からドル売りは根強い。ドル・円は米中交渉進展が期待されるものの、下押し圧力は続くだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・4月消費者物価指数(予想:前年比+2.5%、3月:+2.4%)
・18:00 ユーロ圏・3月失業率(予想:6.1%、2月:6.1%)
・21:30 米・4月非農業部門雇用者数(予想:前月比+13.3万人、3月:+22.8万人)
・21:30 米・4月失業率(予想:4.2%、3月:4.2%)
・21:30 米・4月平均時給(予想:前年比+3.9%、3月:+3.8%)


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