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NY株式:NYダウは320ドル安、米中貿易摩擦の深刻化懸念が強まる


米国株式市場でNYダウは320ドル安となり、貿易摩擦の懸念が再燃しました。初めはトランプ大統領の発言により上昇していましたが、中国の報復措置発表で下落に転じました。ボーイングや医療関連株は上昇したものの、ハイテク株の下落が市場全体に影響を与えました。ピーボディ・エナジーはトランプ政権の石炭産業支援策で上昇。一方、アップルやナイキは貿易問題の影響を受け落ち込みました。VIX指数は57.52と投資家の不安が高まっています。

*05:52JST NY株式:NYダウは320ドル安、米中貿易摩擦の深刻化懸念が強まる 米国株式市場は下落。ダウ平均は320.01ドル安の37645.59ドル、ナスダックは335.35ポイント安の15267.91で取引を終了した。

米韓首脳の電話会談で関税協議が順調にすすんだとのトランプ大統領の発言や、財務長官が70近い諸国が取引を要請しているとし、交渉を進める姿勢を明らかにしたため寄り付き後、大幅高。終日堅調に推移する中、長期金利の上昇に伴い上げ幅を縮小した。終盤にかけ、中国の報復措置を受け、政府が中国輸入品に対し合わせて100%超の関税を9日から発動する計画を再表明したためハイテクを中心に売り戻され、相場は下落に転じ終了。セクター別ではヘルス機器・サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品、耐久消費財・アパレルが下落した。

航空機メーカーのボーイング(BA)は第1四半期の商業航空機納入が前年比57%増となったことが好感され上昇。ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループ(UNH)やヒューマナ(HUM)はトランプ政権が民間保険会社運営のメディケアアドバンテージ医療保険プランに対する政府の2026年最終償還率を5.06%増と昨年から大幅引き上げたことが好感材料となり、それぞれ上昇。製薬会社のイーライ・リリー(LLY)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。

底硫黄質軟炭採掘会社のピーボディ・エナジー(BTU)はトランプ大統領が石炭産業を復活させる大統領令に署名したため、需要増期待に上昇。中国が主要生産拠点となっているスポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)や携帯端末のアップル(AAPL)は米中貿易戦争の深刻化によるコスト高や業績悪化懸念に下落した。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は57.52まで上昇した。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>
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