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NY債券:米長期債相場は弱含み、2月雇用統計は市場予想をやや下回る


米国の2月雇用統計の発表を受け、米長期債相場は弱含みを見せました。非農業部門の雇用者数が市場予想を下回る15.1万人増にとどまり、失業率が4.1%に上昇。この結果、米経済の減速感は依然として強いものの、6月の利下げ確率は若干低下しています。イールドカーブはフラットニングを示し、特に2年債と10年債の利回り差は31.10ベーシスポイントまで縮小。10年債利回りは、一時下落したものの、最終的には4.305%付近で終了しました。

*07:51JST NY債券:米長期債相場は弱含み、2月雇用統計は市場予想をやや下回る 7日の米国長期債相場は弱含み。米労働省がこの日発表した2月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+15.1万人にとどまった。トランプ米政権は政府支出の抑制策として連邦政府職員の削減を進めており、連邦職員の減少はこうした対応が一部反映された可能性がある。失業率は0.1ポイント上昇して4.1%。2月雇用統計は市場予想をやや下回る内容であり、米国経済は減速しつつあるとの見方は変わっていないが、6月の利下げ確率は若干低下。イールドカーブはフラットニング。

CMEのFedWatchツールによると、7日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は63%程度。6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は82%程度。10年債利回りは4.278%近辺で取引を開始し、一時4.208%近辺まで低下したが、米国市場の後半にかけて4.326%近辺まで反発し、取引終了時点にかけて4.305%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は31.10bp近辺、2-30年は60.80bp近辺で引けた。2年債利回りは3.99%(前日比:+2bp)、10年債利回りは4.30%(前日比+1bp)、30年債利回りは、4.60%(前日比:+1bp)で取引を終えた。

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