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NY為替:米成長見通し悪化もFRBの見通し変わらずドルは持ち直す


ニューヨーク外為市場で、ドル円相場は米国の雇用統計が悪化した影響で一時下落したが、その後反発しました。雇用者数の伸びが予想を下回り、失業率が上昇したため、米長期金利が低下し、ドル売りが進みました。しかし、トランプ大統領がカナダ製品への相互関税の可能性を示唆しリスク回避の円買いが強まったものの、プーチン大統領の停戦合意の可能性報道でリスク回避の動きが緩和されました。さらに、パウエル議長が米経済の堅調さを維持すると発言し、政策修正を急がない姿勢を示したことで、金利が上昇に転じドル買いが再度活性化しました。結果、ドル円の終値は147円91銭で引けました。

*07:47JST NY為替:米成長見通し悪化もFRBの見通し変わらずドルは持ち直す 7日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円95銭まで下落した後、148円20銭まで反発し、147円91銭で引けた。米国の1月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を下回ったほか、失業率の予想外の上昇で労働市場減速懸念が広がり、米長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、トランプ大統領が早くて本日中にカナダ製の木材と乳製品に相互関税を課す可能性を指摘するとリスク回避の円買いも一段と強まった。その後、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦を巡り条件付きで合意する用意があるとの報道でリスク回避の動きが一服。さらに、パウエル議長が講演で、米国経済が不透明感にもかかわらず強いとの見解を示し、政策修正を急ぐ必要がないとの考えを繰り返すと金利が上昇に転じ、ドルの買戻しに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.0889ドルまで上昇後、1.0826ドルまで反落し1.0848ドルで引けた。ユーロ・円は160円75銭まで上昇後、159円43銭まで反落。ポンド・ドルは1.2940ドルまで上昇後、1.2895ドルまで反落。ドル・スイスは0.8820フランへ上昇後、0.8768フランまで反落した。

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