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3月7日のNY為替概況


7日のニューヨーク市場では、ドル円が一時146円95銭まで下落したが、その後148円20銭まで反発し終了した。米国の1月雇用統計では、雇用者数の伸びが予想を下回り、失業率が予想外に上昇したことで、ドル売りが加速。加えて、トランプ大統領がカナダ製品への関税を示唆したことでリスク回避の円買いが強まった。その後、ロシアのウクライナ停戦報道や、パウエル議長の『米経済は依然堅調』との見解から金利が上昇し、ドルが買い戻された。他通貨では、ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスが一旦上昇後、反落して引けた。総じて、米経済指標の結果と政治的不透明感が為替市場に影響を与えた一日だった。

*05:07JST 3月7日のNY為替概況 7日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円95銭まで下落した後、148円20銭まで反発し、引けた。

米国の1月雇用統計で雇用者数の伸びが予想を下回ったほか、失業率の予想外の上昇で労働市場減速懸念が広がり、米長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、トランプ大統領が早くて本日中にカナダ製の木材と乳製品に相互関税を課す可能性を指摘するとリスク回避の円買いも一段と強まった。その後、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦を巡り条件付きで合意する用意があるとの報道でリスク回避の動きが一服。さらに、パウエル議長が講演で、米国経済が不透明感にもかかわらず強いとの見解を示し、政策修正を急ぐ必要がないとの考えを繰り返すと金利が上昇に転じ、ドルの買戻しに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.0889ドルまで上昇後、1.0826ドルまで反落し、引けた。

ユーロ・円は160円75銭まで上昇後、159円43銭まで反落。

ポンド・ドルは1.2940ドルまで上昇後、1.2895ドルまで反落。

ドル・スイスは0.8820フランへ上昇後、0.8768フランまで反落した。

【経済指標】

・米・2月失業率:4.1%(予想:4.0%、1月:4.0%)
・米・2月非農業部門雇用者数:+15.1万人(予想:+16万人、1月:+12.5万人←+14.3万人)
・米・2月平均時給:前月比+0.3%、前年比+4.0%(前月比予想+0.3%、1月+0.4%←+0.5%、前年比予想+4.1%、1月+3.9%←+4.1%)

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