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3月11日のNY為替概況


3月11日のニューヨーク外為市場で、ドル・円は初めに上昇し148円11銭に達しましたが、その後反落し、147円03銭で取引を終えました。この動きは米1月JOLT求人件数の増加が示されたことによるドル買いが原因でした。しかし、トランプ大統領によるカナダ産鉄鋼とアルミニウム関税の引き上げ発表など貿易摩擦悪化への懸念から、リスク回避で円買いやドル売りが加速しました。また、ウクライナ停戦期待が広がったことにより、相場は下げ止まりました。ユーロ・ドルは金利上昇期待とウクライナの停戦受諾の姿勢により上昇しました。他通貨ペアでも各国の経済状況や地政学的リスクにより変動が見られました。

*04:00JST 3月11日のNY為替概況 11日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円11銭まで上昇後、147円03銭まで反落し、引けた。
米1月JOLT求人件数が予想以上に増加したためドル買いが強まった。その後、トランプ大統領がカナダ産鉄鋼とアルミニウム関税率を50%に引き上げると発表する一方で、カナダも次期首相が関税維持を主張するなど、貿易摩擦悪化を警戒し、リスク回避の円買いや景気悪化による連邦準備制度理事会(FRB)の利下げを織り込むドル売りに転じた。その後、ウクライナ停戦期待が広がり、下げ止まった。

ユーロ・ドルは1.0894ドルから1.0947ドルまで上昇し、引けた。

ドイツ緑の党が防衛費巡り週内合意の可能性が報じられ金利上昇に伴うユーロ買いや、ウクライナが米国提案のロシアとの30日間停戦を受け入れる用意があるとの発表をうけ停戦期待に伴うユーロ買いが一段と強まった。

ユーロ・円は160円62銭から161円79銭まで上昇。

ポンド・ドルは1.2920ドルから1.2964ドルまで上昇した。

ドル・スイスは0.8820フランから0.8787フランまで下落した。

【経済指標】
・ 米・1月JOLT求人件数:774万件(予想:760万件、12月:750.8万件←760万件)


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