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日経平均VIは上昇、株価大幅安で警戒感広がる


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、市場の警戒感を背景に上昇しています。VIは、投資家が将来の市場変動を予測する上で重要な指数です。日経225先物が連日上昇していたものの、高値警戒感から上昇が一時的に止まりました。しかし、その後、株価が下落するにつれて、ボラティリティへの警戒感が広がり、日経平均VIは22.88と上昇しました。通常、日経平均VIは市場の変動率を反映し、日経平均株価と逆相関する傾向がありますが、高騰後は20~30のレンジに戻る特性があります。

*14:07JST 日経平均VIは上昇、株価大幅安で警戒感広がる 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.65(上昇率2.92%)の22.88と上昇している。なお、今日ここまでの高値は23.37、安値は20.23。

日経225先物は昨日までの4日続伸で1220円上昇したことから、市場では短期的な高値警戒感が意識される中、今日は日経225先物が取引開始後に上昇一服となったことから、朝方は高値警戒感が緩和し、日経VIは低下した。しかしその後、株価が下げ幅を広げるとボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは上昇に転じた後、上昇幅を広げる動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

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